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2018年01月22日
雪解け間近・・。
さて、本日は「平成30年度名護ブロック登録事務説明会」を開催・・。
この説明会開催の背景には、各支部・ブロックで問題化する学童野球の
競技者人口の減少、それに伴うチーム数の減少が挙げられる・・。
すでに北部支部学童部においても、今シーズンから活動の休止や廃止を
検討しているチームが2~3チームがあるとの情報も出ているなど、
今や避けられない深刻な状況に直面しているのである・・。
そんな中、チームを存続させる、あるいはチームに所属する子供たちを
増員させようとのいろんな思惑からチーム同士の合併や子供たちの
不適切な勧誘、入部などが一つの問題となり、適正なチーム編成が形骸化し、
大きな影響を及ぼす・・というのが顕著となってきている。
一応、それらの決まり事に対しては、「内規」を制定し、それに準じて適切に
対応しているが、今の状況に即した内容とは一部適合しない部分もあり、
その部分を変更や削除をしながら現状に見合う内容を検証していかなければ
ならないと言うことが急務となっている・・。
・・と、表向きはそのような理由もあってではあるが、理由はその他にもある。
正直、自分自身の中でも蟠(わだかま)りは、多少なりに感じるものがあった。
運営側のブロックとしての方針、そして現場を見ている監督会の意見等々、
両者が膝を交えて話し合う機会が少ない中で、悶々とした気持ちは存在した。
自分の立場は運営側のブロックの役員であり、現場を預かっている身でもある。
双方の意見も理解できるし、どちらが上で下で・・っていう主従関係ではない。
理解し合い、協力し合うことで、良好な関係を構築し、運営や現場を充実させたい。
そのためには、実際の現場に接している監督やコーチの意見も聴取しないと
いけないし、また、我ら運営側の意見や大変さなど、現場サイドの指導者にも
分かってもらうために、これからのことについてお互いに真摯に向き合い、
打開策を講じなければならない時期にきていると切に感じているのだ。
2、3年前のブロックの役員会において、
「今度、『登録事務説明会』と称して、意見交換会をやりましょう~。」と提案・・。
役員の皆さんもそのようなことを感じていたのか、了承を得ることができた。
まあ~いろんな思惑や考え方はあったにしろ、
登録事務説明会と称し、意見交換会を開催するのは毎年恒例となっている。
実際の現場の監督さんの意見の中に、
「地域の子供が減少し、新規入団が少なく、チーム存続が危ぶまれている」とか、
「親たちの都合で、チーム作りに影響があったり、不都合が多々ある・・。」などなど、
率直な意見が多数聞かれ、チーム運営に苦慮している現状もあるということ。
またブロックの役員からも、
「今の現状を踏まえつつも、規則を緩和し過ぎると無法地帯化する。」との意見や
「チーム数減少は派遣枠などにも影響し、ブロック運営にも支障が出てしまう。」
「親の都合で子供を惑わすことは、育成の面からも多大な問題がある。」など、
今の現状が抱える懸念も表明し、課題提起を行い、理解を求めた・・。
毎年、意見交換が白熱していく中で、ブロック役員と監督会の間で、一触即発の
場面もあったりするが、それもこれも双方とも、今後のことについて真剣に向き合い、
考えている姿勢の表れであり、意見を深めていく中で、相互の立場や考え方を
認識し合うことで議論が進んでいくのである・・。
「我々も子供たちや親御さんのこと、皆さんのことも考えてやっていることは
間違いない。 押し付けるとか従うとかではなく、共により良い方法を模索して
いくことが主役の子供たちにとって一番大事なこと。」
まさに、毎年の説明会の中で最も確認したかったことではないだろうか・・。
そういう意味では、この事務説明会は大変有意義なものであると認識する次第。
さあ~いよいよ、今シーズンが開幕する。
まだまだ寒さが厳しく、春遠からじ・・って感じではあるが、
確実に、球春の足音は近づいている。
・・同じくして、春を待つ雪解けのごとく。
お互いに手を取り合い、誰もが待ち望む「球春」を迎えていきたいのである・・。
Posted by UMUサン at 22:50│Comments(0)