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2017年12月12日
牛汁狂想曲・・。
さて、先週の土曜日(9日)、「平成29年度沖縄県野球連盟納会」が開催・・。
今年の県連の納会は北部支部持ち回りということで、名護出雲殿で盛大に行われました。
「牛汁を70名分ぐらい外部注文してくれ・・。」 北部支部長より緊急入電・・。
当初の予定より参加者が多くなりそうで、用意された料理だけでは足りないと言うことらしい。
「了解しました~♪」 納会の担当者ではないが、指令が入れば動かざるを得ない。
それが先輩と後輩の関係性で、現役を退いても今なお脈々と続いていることのだ。
早速、業者に手配・・。納入時間や必要備品の依頼など、抜かりのないよう慎重に準備。
そして当日、「時間通り納入しました。」 業者からの確認の電話・・。ひとまずはひと安心。
「え~、明日は休みなんで月曜日に回収しに来ます・・。」 撤収についても確認する。
さあ~宴もたけなわ・・。県連本部の皆さん他、各支部から参集した多くの先輩方は
料理や牛汁、豚汁に美味しい地酒に舌鼓みを打ちながら、久々に再会する嬉しさを爆発。
誰もが楽しそうな表情を見せる中、無事に終えそうな雰囲気に、またまたひと安心。
「お。そうだ、牛汁の回収の手配もしないと・・。」
宴も終了の時間を間近に迎え、会場の担当者に牛汁回収の手配とお願いに行くと、
「すいません。お預かりすることはできないことになっています・・。」との返事。
「・・・。」 しまった。外部発注品については、その日で撤収することになっているんだ。
「これは牛汁を持ち帰る手配をしないと・・。」 一気に酔いが覚める。
慌てて会場に戻る・・。納会も終了間近になっているにも関わらず、さらに盛り上がっている。
辺りを見渡すと、誰一人素面(しらふ)の奴なんていないような・・。みんな赤ら顔である。
当然、自分も納会の大盛会にひと安心の中、酩酊している一人ではあったが・・。
「くそ~。」 緊急事態に右往左往・・。ひとまず支部の役員の一人に相談を持ちかけた。
「ん~、みんな楽しそうで良かったなあ~♪」 自分より酩酊度が進んでいる・・。
「・・だから、牛汁を持ち出さないと・・。」 「うぃ~♪ もう~どうにかして・・。」 赤ら顔でつぶやく。
「・・・。」 くっそ~。相談は無理だ・・。牛汁の中身を確認すると、まだたくさん残っている。
司会者の方に飛んでいき、牛汁を完食するように会場の参加者に呼びかけてもらう。
せめて、中身は消費してもらおう・・。カラさえなれば、備品等の持ち運びはどうにかなる。
「怒られる覚悟でおかんにお願いするか・・。」 そう思うと酔いが覚める速度が一気に加速。
いや、まだ何か手があるはずだ・・。別の支部の役員に相談を持ちかける。
「確か、審判員のメンバーで酒が飲めない奴がいたはずだ。車は出せるかも。」 情報を入手。
早速、その審判員の方にアタックすると、「うん。軽トラを持ってきているよ~♪」 ビンゴ~♪
「渡りに船・・。」、あ、いや、「捨てる神あれば拾う神ある。」 とはまさしくそのこと・・。
その方が神々しく見えた・・。さあ~持ち出せる車は確保、あとは残った牛汁だけだ・・。
再度、司会者へところで飛んでいき、牛汁完食の促しを依頼する。
しかし、酒を飲み過ぎた皆さんは、もう~これ以上食べ物は入らないらしい。
残った牛汁を見つめながら、「捨てるかどうするか・・。」 この日最大の選択を迎える。
「もったいない・・。」 この前、コンビニの食物残渣のニュースが記憶に新しい・・。
しかも、福祉を生業とする身・・。生活貧困者支援や紛争地域の子供たちのために、
募金活動も行っている・・。残った牛汁を目の当たりにし、いろんなことが脳裏に浮かぶ。
「・・どうするか・・?」 この日だけじゃなく、今年最大の選択に迫られている気がした。
牛汁鍋の前に立ち、腕を組んで試行錯誤をしていると、
「自分の職場に持っていきますよ~。」 後輩の審判員が声をかけてきた。
聞けば、宿直の職員が多くいるので、牛汁を持って行けば喜ぶとのことであった~♪
「おお~♪ マジか~♪」 その後輩に後光が差し、思わず手を合わせてしまった。
やがて、軽トラも到着・・。それに合わせて後輩たちが牛汁鍋他、その他の備品を運び出す。
無事に荷台に乗せ終えた後、運搬係を担う先輩に「お願いします。」 深々と頭を下げる。
「任しておけ。」 そう言わんばかりに微笑みながら右手を挙げ、会場をあとにする。
軽トラが曲がり角を曲がるまで見送ると、「任務」を終えた後輩たちと握手を交わした。
「ふう~良かった。」 安堵のため息が自然と出る。何か大きな仕事をやり終えた感じ・・だ。
納会を無事に終えたことより、「牛汁問題」を解決したことが最大の喜びとなった次第で。
《 納会の模様はとても掲載できませんので、爽やかな画像でご勘弁を・・。》
まあ~「牛汁」を通じて、改めて先輩・後輩の関係性を認識した一日であった・・。
今年の県連の納会は北部支部持ち回りということで、名護出雲殿で盛大に行われました。
「牛汁を70名分ぐらい外部注文してくれ・・。」 北部支部長より緊急入電・・。
当初の予定より参加者が多くなりそうで、用意された料理だけでは足りないと言うことらしい。
「了解しました~♪」 納会の担当者ではないが、指令が入れば動かざるを得ない。
それが先輩と後輩の関係性で、現役を退いても今なお脈々と続いていることのだ。
早速、業者に手配・・。納入時間や必要備品の依頼など、抜かりのないよう慎重に準備。
そして当日、「時間通り納入しました。」 業者からの確認の電話・・。ひとまずはひと安心。
「え~、明日は休みなんで月曜日に回収しに来ます・・。」 撤収についても確認する。
さあ~宴もたけなわ・・。県連本部の皆さん他、各支部から参集した多くの先輩方は
料理や牛汁、豚汁に美味しい地酒に舌鼓みを打ちながら、久々に再会する嬉しさを爆発。
誰もが楽しそうな表情を見せる中、無事に終えそうな雰囲気に、またまたひと安心。
「お。そうだ、牛汁の回収の手配もしないと・・。」
宴も終了の時間を間近に迎え、会場の担当者に牛汁回収の手配とお願いに行くと、
「すいません。お預かりすることはできないことになっています・・。」との返事。
「・・・。」 しまった。外部発注品については、その日で撤収することになっているんだ。
「これは牛汁を持ち帰る手配をしないと・・。」 一気に酔いが覚める。
慌てて会場に戻る・・。納会も終了間近になっているにも関わらず、さらに盛り上がっている。
辺りを見渡すと、誰一人素面(しらふ)の奴なんていないような・・。みんな赤ら顔である。
当然、自分も納会の大盛会にひと安心の中、酩酊している一人ではあったが・・。
「くそ~。」 緊急事態に右往左往・・。ひとまず支部の役員の一人に相談を持ちかけた。
「ん~、みんな楽しそうで良かったなあ~♪」 自分より酩酊度が進んでいる・・。
「・・だから、牛汁を持ち出さないと・・。」 「うぃ~♪ もう~どうにかして・・。」 赤ら顔でつぶやく。
「・・・。」 くっそ~。相談は無理だ・・。牛汁の中身を確認すると、まだたくさん残っている。
司会者の方に飛んでいき、牛汁を完食するように会場の参加者に呼びかけてもらう。
せめて、中身は消費してもらおう・・。カラさえなれば、備品等の持ち運びはどうにかなる。
「怒られる覚悟でおかんにお願いするか・・。」 そう思うと酔いが覚める速度が一気に加速。
いや、まだ何か手があるはずだ・・。別の支部の役員に相談を持ちかける。
「確か、審判員のメンバーで酒が飲めない奴がいたはずだ。車は出せるかも。」 情報を入手。
早速、その審判員の方にアタックすると、「うん。軽トラを持ってきているよ~♪」 ビンゴ~♪
「渡りに船・・。」、あ、いや、「捨てる神あれば拾う神ある。」 とはまさしくそのこと・・。
その方が神々しく見えた・・。さあ~持ち出せる車は確保、あとは残った牛汁だけだ・・。
再度、司会者へところで飛んでいき、牛汁完食の促しを依頼する。
しかし、酒を飲み過ぎた皆さんは、もう~これ以上食べ物は入らないらしい。
残った牛汁を見つめながら、「捨てるかどうするか・・。」 この日最大の選択を迎える。
「もったいない・・。」 この前、コンビニの食物残渣のニュースが記憶に新しい・・。
しかも、福祉を生業とする身・・。生活貧困者支援や紛争地域の子供たちのために、
募金活動も行っている・・。残った牛汁を目の当たりにし、いろんなことが脳裏に浮かぶ。
「・・どうするか・・?」 この日だけじゃなく、今年最大の選択に迫られている気がした。
牛汁鍋の前に立ち、腕を組んで試行錯誤をしていると、
「自分の職場に持っていきますよ~。」 後輩の審判員が声をかけてきた。
聞けば、宿直の職員が多くいるので、牛汁を持って行けば喜ぶとのことであった~♪
「おお~♪ マジか~♪」 その後輩に後光が差し、思わず手を合わせてしまった。
やがて、軽トラも到着・・。それに合わせて後輩たちが牛汁鍋他、その他の備品を運び出す。
無事に荷台に乗せ終えた後、運搬係を担う先輩に「お願いします。」 深々と頭を下げる。
「任しておけ。」 そう言わんばかりに微笑みながら右手を挙げ、会場をあとにする。
軽トラが曲がり角を曲がるまで見送ると、「任務」を終えた後輩たちと握手を交わした。
「ふう~良かった。」 安堵のため息が自然と出る。何か大きな仕事をやり終えた感じ・・だ。
納会を無事に終えたことより、「牛汁問題」を解決したことが最大の喜びとなった次第で。
《 納会の模様はとても掲載できませんので、爽やかな画像でご勘弁を・・。》
まあ~「牛汁」を通じて、改めて先輩・後輩の関係性を認識した一日であった・・。
Posted by UMUサン at 20:25│Comments(0)