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2017年11月30日
今、そこにある危機・・。
この時期、毎年恒例の「名護ブロック新人育成大会」が12月9日(土)に開幕。
・・で、その大会の抽選会の連絡がてら出場チーム数を確認する意味で、
各チームの監督さんに連絡を入れる・・と厳しいチーム事情が垣間見える。
まあ~ひとまず昨シーズン同様に15チームは確保できそうだが、
新チームではさらにメンバーがギリギリの状態であったり、低年齢化したりと、
部活動に四苦八苦の悪戦苦闘をしている模様なのである・・。
「う~ん、5年生は2、3人でその他は1、2年生っていうところです。」 だったり、
「新チームは10名ぐらいしかいないかも・・。」 なんて嘆きにも聞こえるような声も。
「・・・。」 各チームの悪戦苦闘ぶりは、ここ数年来続いている懸案事項なのだ。
来季の新チーム(A代表)と言えば、今の5年生以下が対象となる。
しかし、主力となる4、5年生の占める割合が少ないチームがほとんど。
まあ~A代表チームだけの話じゃない。全体的に部員数が少ないんで、
その先のチーム存続にかかわる大きな問題が横たわっているのである。
また、さらに深刻さを増してるのが、有数の大規模小学校のチームのこと。
児童数は多いと思われるが、野球をやっている子供たちが少なくなっている。
あ、いや、野球だけに限らない・・。スポーツに精を出す子供自体、激減しているのだ。
つい5~6年前までは、大規模小学校のチームでは、1つの親チームから
A、Bパート合わせて4チームも結成し、大会に出場したことがある・・。
大規模小学校のチームはこのような現象が普通であり、羨ましい限りであった。
自分の記憶においては、一大会でAパートだけで28チームも出場したことも。
ところがだ・・、昨シーズンのAパートの出場チームは15チームであったという現実。
あの頃の活気や華やかさは、今の現状からは想像もつかないことである。
このことは、単に個々のチームの問題だけではなく、ブロック全体の問題であるのだ。
そんなに野球をする子供たちはいないのか・・?
サッカーや他のスポーツなどで頑張っているのではないのか?
・・疑念が生じる・・。いや、スポーツ以外で頑張っている可能性だってある。
「いや~、スポーツでもその他でもそんなに増えているって感じじゃないです。」
親交のあるPTA関係者・・。「何の活動もやっていない子が多いらしい。」 とのこと。
「なるほどね~。」 そう言えば、ゲームなどに熱中していると言う話はよく聞く。
夏場など炎天下の中で活動するよりかは、涼しいクーラーの効いた室内で、
ゲームをしていたほうが良いってことだろうか?
まあ~ゲームすること自体、悪いこととは言わないが、やはり子供たちには
思いっきり体を動かすようなことをやってほしいと願うのは、古い考え方か?
いずれにしても、野球をやる子が少なくなっていることは紛れもない事実だし、
部員数が、チーム数が減少することは、野球関係者からすれば大きな問題である。
「・・今回はどうにか出場できますが、公式戦となると心配がよぎる。
いるいろと規則や規定もあるし、今の現状のままだと、出場できるか心配・・。」
最後の連絡をとれたチームの監督さんからの言葉・・。
「・・・。」 返す言葉を失ってしまった・・。
今、そこにある危機(なんか、映画のタイトルみたいだが。)・・とでも言おうか。
しかし、映画のようにノンフィクションではない。現実のことなのだ。
さあ~どうにか英知を結集し、チームの分け隔てなくこの危機を乗り切るしかない。
Posted by UMUサン at 23:10│Comments(0)