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2017年10月12日

「十人十色」作戦・・。


まあ~いろんな性格を持ち合わせている子供たちがいまして・・。

「ガミガミガミ~!」って頭から火を噴きながらじゃないと耳に入らない子もいれば、
「なでなでなで・・。」と優しく諭すように接しないと凹む子もいたりして、
それぞれの子供らの性格や態度を見極めながら指導するってことは良くあること。

例えば、うちの1番バッター君は「自立型」・・。いわば、自分でいろいろ考えて対処。
打てない、あるいはミスした時の悔しさは、誰よりも自分自身が一番感じているだろうし、
あえて自分が言わなくても十分に分かっている・・。「次に取り返せ・・。」とだけ一言。
すると、目が真剣そのもの・・。表には感情を表さないものの、内心は闘志がメラメラ。
そういう場合は、必ずと言っていいほど、良い結果に結びつくのだ・・。

良い結果をみせても騒がずマイペース・・。いつも高みを極めようという姿勢は、
我々指導者の言葉さえも寄せ付けないほどの神々しさを感じてしまうのだ。


・・逆に、9番バッター君は、日頃から「ガミガミガミ~!」って口うるさく突っ込んでいる。
まあ~彼のいいところを言うならば、超~ポジティブ志向とでもいいましょうか・・。
凡打しても「監督~、次は大丈夫です~♪」なんて言葉が真っ先に飛んでくる。
「お前な~、あの球を凡打するか?」と言い返せば、「けっこうタイミングが・・。」って言い訳。
「・・・。」 まあ、いつものことだから自分自身も慣れてしまっている。
十分に「ツッコミ」を入れてあげると宣言通り、良い結果をみせることがあるのだ・・。

しかし、そんな彼が打てずに悩み始めると、良い結果に結びつかないことが多々・・。
急に静かになってしまうと、我々が心配になり、逆にこちらが悩んでしまう
「あれ、次は打ちます~って言ったくせにどうしたのかな~?」 あえてツッコミをぶち込む。

そうなのだ・・。そんな彼への対応は、「突っ込んであげる」ことが最も効果的なのである・・。


子供らの性格は「十人十色」・・。すれば、指導方法も「十人十色」とならなくちゃいけない。
性格の違う子供らに、すべて同じようにやったって上手くいかないってことは実証済み・・。
自分が学童野球に携わってきた十何年も積み重ねてきた経験が物語っているのだ。

ならば、「ガミガミ型」の子供らが多い方が良いのか、それとも「なでなで型」がいいのか。
一概に結論づける根拠はないのだが、ただ、それぞれにあった接し方は大切であり、
それを見誤れば、効果を失うどころかその子の成長にも影響してしまうのではないか。

しかし、端からみれば、怒られっぱなしの子もいれば、そうじゃない子もいる。
「もう~なんで、自分ばっかり怒られて・・。」 なんていつも怒られる子からすれば、
指導者に対しての不信感が湧き出て、信頼関係を損なうきっかけとなりうるのである・・。

子供らを取り巻く父兄などからも然り・・。
それぞれの子供らに対する接し方の在り方もしっかりと納得してもらえるような
理解や協力を得ることも必要である。

また、立場の違う指導者(監督、コーチなど)それぞれが同じタイプの子供らに対し、
違った視点で子供らに接すると、向かう方向が四方八方に分散し、混乱を招くことにも。
我々も子供らに対峙するにあたって、十分な意見・情報交換が求められるのである。


「十人十色」作戦・・。

《 十人十色・・。さあ~自分の色を見つけよう~♪ 》


「十人十色」作戦・・。

「ガミガミ型」であっても「なでなで型」であってもチームにとっては不可欠。
どのタイプもチームを盛り上げると同時に、時には窮地を救う力を発揮してくれる。
それぞれの特性を活かし、持てる力を出せるようにしてあげる大事な作戦なのだ・・。

これからも「ガミガミガミ~!」ってやるし、「なでなでなで・・。」ってやる所存。
どのタイプにあたるかは、まあ~君たちの性格に寄るところになるのではあるが・・。


どちらにしても、愛情を持ってやっているってことは真摯に伝えたい~♪





Posted by UMUサン at 22:10│Comments(0)
 
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