さて・・。先週土曜日(19日)に豊崎小学校で行われた練習試合でのこと。
昨日のブログ記事でも紹介したのだが、その日の試合は久し振りに打線が活発・・。
第1試合目の翁長少年野球戦では6対0で勝利、2試合目の船越ホワイトタイガース戦では、
初回にランニングホームラン2本を含む連続タイムリーで8点を奪取・・。結果、12対3で勝利し、
2試合とも我らサンガーズらしいゲーム内容であった・・と言うことなのだが、
どうしてこの日ばかりは子供たちのスイングが冴えていたのか・・?と理由を考え始めた訳で。
ちなみに、船越HT戦では1番智大(6年)の1イニング2打席連続ホームランを皮切りに、
2番元(6年)も2試合とも猛打賞・・。3番胡珀は3三振もあったが1安打・・。
4番皓太朗も大きな当たりはなかったものの、タイムリーヒットで打点を記録する。
久し振りに先発した6番楓太(6年)にいたっては、複数安打でタイムリーヒットを放ち、
7番章平(6年)、9番遙人(6年)も久々のランニングホームランを魅せるなど、
先発したほぼ全員が複数安打という、ここ最近にはない打線が爆発したのである・・。
「う~ん・・。」 確かに、アウトコースを意識したバッティング練習を繰り返し行ったことや
個々の子供たちに個別指導でチェックしたことが功を奏した結果・・とは思うのだが、
それにしても、すぐには効果が現れるとは考えにくいし、「う~ん・・。」 謎は深まる・・。
はたして、何が起きたのだろうか?
そんなことを考えながら辺りを見渡すと、応援に来ているお母さん方が何やらせわしい。
見ると、携帯電話を片手に話している光景が多々・・。中には、「はいはい今、忙しい~。」って
途中で携帯電話を切るような仕草さえ見受けられる。「ん?」 しばし見ていると、ため息してる。
「あは~・・。親父たちから試合経過の確認の電話が入っているんだ~。」 ピンときた。
この日の練習試合は土曜日だったんで、いつも応援に顔出す親父たちの姿がない。
たぶん、仕事で来れなかったようなのである・・。しかし、試合の状況が気にあって仕方がない。
ま、そんな感じだろう。母たちも試合を観たいが親父たちの連絡がやかましい・・ってところか。
「なんか、親父か~?」 声をかけると母たち苦笑い・・。
「うん。うん。その気持ち分かるぞ~♪」 親父たちの気持ちが十分過ぎるほど分かる。
自分も経験済み・・。凛太朗や竜誠の試合に行けなかったほどつらく思ったことはない。
行けない時は、自分のおかんに10分おき・・、いや、5分おきだったかもしれない。
また、自分ら攻撃でチャンスの時は、そのまま実況中継までやらせた記憶がある。
「もう~やかましい~!」って、何度言われたことか・・。うん、うん。その気持ち、よく分かるぞ~。
しかも、今日来ていない親父たちの子供らが大当たりしていると言うから面白い・・。
「今日は親父が来ていないから、ノープレッシャーで打てているかもね~。」と分析。
「ほんと、そうだはず♪」 そんな自分の意見に母たちも賛同・・。
自分が観られない時に限って子供らは打つとは・・。
親父たちからすれば、「何でよ~!」って言いたくもなるはずね~(笑)。
そして、その日の反省会・・。昼間は仕事で来れなかった親父たちも居酒屋に集結。
「なんか、親父たちが来ない方が打つし~。」 お酒の酔いが滑舌を促す・・。親父たち「・・・。」
「顔出さない方が打てるとなると、こりゃ~グラウンドへ立ち入り禁止だな~♪」 さらにトドメ。
「聞けば、子供らが『今日は親父が来ないから打てそうな気がする。』って、
朝の送迎から母たちに予言していたらしいぞ・・。」 さらなるトドメの言葉が胸を刺す。
「・・・・・。」 沈黙の空気が充満し、他の部屋の話し声がやたら大きく聞こえてくる。
「あははは~。」 沈黙を打破するかのように親父たちがグラスを片手に大笑い。自分も微笑む。
お互い大笑いしたあと、
「・・しかし、勝つためには何でもやるぞ・・。」
真面目な顔して一言。 「・・・。」 親父たちが一瞬、凍りついてしまった(泣)。
「大丈夫・・。遠くで応援すればいいから、うん。」 ちゃんとフォローもしてあげた(笑)。
ま、この日の打線好調の要因が親父たちとの因果関係があるかどうかハッキリはしないが、
ただ、熱烈過ぎる(?)声援が少なかったせいか、子供らが伸び伸びとプレーができたことや
そのことでノープレッシャーが生まれ、良い結果をもたらした~ということが証明されれば・・・。
「う~ん・・。」 真剣に「親父たち立ち入り禁止」でも通告しなければなるまい。
「監督~それだけはやめてくれ~!」 親父たちの憂いの叫び声が聞こえてきそうである・・♪