似たもの同士・・。

UMUサン

2017年08月17日 21:50


さて、うちの次男坊、竜誠が帰省中。・・と言っても、ほとんど家に帰ってきていない。
「やれ、今日はどこだ~。で、明日はどこだ~!」って、無我夢中で遊び呆ける毎日。

ま、愛知県の大学に行って4ヶ月余り・・。まだまだ沖縄恋しの気持ちが完全に抜け切れず、
屋部中時代や宜野座高校時代の仲間と東奔西走の日々・・。行方すらつかめない。
しかも、おかんの愛車を独り占め・・。当然ながら、自分らは車一台でやりくりしているわけだ。

たまに帰ってくると、「今日はこうだった、あ~だった。」って嬉しそうに報告してくる。
中学や高校時代の仲間との時間は楽しさ満載らしく、聞く話はみんなバカな話ばかり。

「あははは~♪」 こいつらバカじゃね~の・・って、楽しく話す竜誠の表情についついつられ、
自分も大笑い・・。あ~自分もこの年頃はこうだったな~って昔の思い出が頭をよぎる・・。

「そうだったな~、おとんの時代もよ・・。」 なんてバカな話に参入すると、
傍らで聞いているおかん、「・・・・。」 アホじゃない~みたいな顔をしている。

「あなた方の頭の中味は一緒・・。こんなことするって、ほんと、おとんの子だね~。
昔から片付けなどでメチャクチャ怒られたし。その時だってつくづくそっくりだと思った。」
「・・・いや、自分はまだ・・。」っていい訳しようとしたが、反撃恐れて言葉を飲み込んだ。

さらに、ここぞとばかりたたみかけてくる。
「お金を持たせたら、みんな使うし、慎重さや丁寧さが足りないし、いい加減だし、
あれもこれも、ウダウダガタガタ・・。ほんと、竜誠は誰に似たかはすぐに分かる・・。」だって。

「・・おとん。あまり竜誠を怒れないよ~。やり方がまったくなんだから・・。」 トドメの一発。
お前がしっかりしないからこっちまで飛び火を食らってしまったじゃないか。
「あはははは・・。いやはや何とも・・。」 こりゃ笑うしかないな。

「分かった分かった・・。」 耳が痛くなってきた。


そんな竜誠だが、明日(18日)には愛知県へ戻る・・。
このあと9月5日から大阪で準硬式野球部の大会出場に向けて合宿に入るとのこと。
「あ~あ、戻ったらまた一人でみんなやらないといけないのか~。」 竜誠がつぶやく。
「当たり前だろ。」 そう言おうと思ったが、竜誠のそんな言葉の裏に寂しさを感じた次第。

「うん・・。まあ~それも勉強だ・・。」 そう告げるのが精一杯。
今度会うのは正月休みの時になるか・・。ま、そんなに遠くはないかって納得する。

また今までのように頑張れ~って、そう思うともう少し絡みたくなった。




《・・高野山に駆け付けてくれた。ま、お前の時に連れて行きたかったな~って、ふと思った。》


「竜誠~、おかんがおとんとお前はそっくりらしいぞ~。」 そう言うと、
「まさかや~。」 少し迷惑そうな顔して反発を見せる・・。
すると竜誠、「おとんがしっかりしていないから、似ている俺まで怒られるし~。」

「あははは~。逆だろ~♪ 」 お互いに顔を見合わせて笑ってしまった。

ん?待てよ、「おとんがしっかりしていないから、似ている俺まで怒られるし~」 だって~?


・・バカ。お前が言うな・・・。