さて・・。第22回高野山旗全国学童軟式野球大会に向けての準備も本格化・・。
まずは、「ラーメン」での資金造成を足がかりに、その資金での道具・用具などの物品購入。
事務的なことだと、県連への派遣承認願いの提出だったり、大会参加申込書の送付など。
7月後半に開催される本番に、ぬかりなく進めているところである・・。
ま、我らサンガーズで言えば、8年前の「西都原大会(宮崎県)」への派遣以来のこと。
あの当時のことを記憶しているのは、チーム内においても自分しかいないので、
薄れている記憶を引き出して、準備の中心となっている保護者会にアドバイスを指南・・。
そんなこともあってか、我ら保護者会のひたむきな頑張りと熱意のお陰で、
順当に準備が進行していることに対し、ほんとに感謝の意を表する次第なのである。
・・と言うことで、資金造成の予想以上の成果に、ある思いがよぎる。・・あの時もあった。
「これだけ多額のご支援をいただいて、はた、それに応えることができるだろうか・・?」って、
一抹の不安が沸き上がる・・。「こりゃ~下手な試合はできないぞ~。」ってね。
今から8年前・・。
最初の県外派遣大会となった「西都原大会(宮崎県)」でのことを少し語ろうと思う。
この年、今年同様に多額のご支援をいただいて宮崎・西都原大会に臨んだ。
そうだ・・。この時も多額のご支援と多くの激励を受け、「簡単に負けられないぞ・・。」との思いに
苛(さいな)まれ、緊張感もMAXレベルであったことが蘇ってくる。
宮崎県に到着したその日の夕方・・。
大会参加チームの監督や保護者会長などを招いての歓迎セレモニーが行われた。
すると、座席の配置は対戦するチームのブロックごとに円卓テーブルが準備されている。
勝ち進んで行くと、同じ円卓テーブルに座っているチームと対戦することになる・・。
・・当然、その中には初戦で対戦するチームもいる。しかも隣同士の座席となっているのだ。
しかし、見れば空席・・。不思議に思っていると、「今日は欠席だそうです。」と大会関係者。
あら残念・・。せっかく挨拶しようと思ったのに~っと、少しは相手チームの情報を探ろうとの
思惑があったことも確か・・。「ま、明日見ての楽しみか・・。」 不安は解消されないまま帰宅。
そして、次の日の開会式・・。相手チームを確認すると、まさに驚きの光景が・・。
なんと、その相手チームというのが長崎代表で昨年度大会の準優勝チームと言うことで、
先頭から2番目に準優勝機を持って行進するということになっているじゃないか~!
「マジか~!こりゃ大変なことになったぞ~。」 しかも大会初日の第1試合目である。
すれば、一番早く負けるってことになるのでは・・。不安が一抹どころではなくなってしまった。
この派遣に際して激励をいただいた様々な方々の面々が思い浮かんだ・・。
そんな中、迎えた試合開始・・。試合は予想に反して(?)、我々が初回から猛打爆発。
投げては先発の金城伸君が好投を見せ、5回コールドで勝利を収めることができた・・のだが、
あの時、勝利した瞬間の安堵感と言ったら言い尽くせない・・。「あ~良かった。」しか出ない。
そんな不安感から解消されたお陰もあってか、続くダブルヘッダーとなった2試合目。
福岡県代表にも勝利することができ、歓喜のベスト4入りを果たす・・。
「ふぅ~どうにか沖縄に帰ることはできそうだ・・。」 そんな安堵感が満ちた一日となった。
結局、大会2日目の準決勝戦も宮崎県代表に競り勝ち、決勝戦へ駒を進めたのだが、
最後は熊本県代表の前に力尽き敗退・・。それでも準優勝を勝ち取ることができたのである。
そうなのだ・・。我々が残すことができた素晴らしい結果は、我々の力だけじゃどうしようもない。
たしかに子供たちの頑張りもあったが、それを支えてくれた多くの方々の賜物であるのだ。
多くの激励を背に受け、臨む今大会もあの時と同様、いや、全国大会なのでそれ以上・・。
そんな思いに応えていかなければならない・・と痛感しているところである。
「・・もし、下手な試合で初戦敗退となったら・・。」 口には出さないが脳裏によぎる。
まあ~勝負は時の運・・。何が起こるか分からないし、その付託に応えられるかどうかも不明。
ただ、そうならないためにも自分らは努力と頑張りを惜しまず、父兄も一致団結の支援を敢行し、
チーム一丸となって全力を尽くすことが最優先にしていかなければならないことであろう。
そのことに向かって・・。まずは感謝を綴る日々の在り方から・・である。
・・と言うわけで。今年も派遣の思い出は、「一抹の不安」からスタートするかもしれない~♪