決意の夜・・。

UMUサン

2017年06月09日 19:30


ま、昨日は緊急の「作戦会議」と言うべきか、数名のスタッフが居酒屋へ集結・・。
毎日のルーティンとなっているブログ更新もできなかった次第で。


「監督~、今日少し集まりたいですが・・。」 練習後、まーこー保護者会長が発令する。
ただいま、全父兄を動員して、第22回高野山旗に向けて資金造成の真っ最中・・。
その中心にいるのがまーこー保護者会長であり、資金造成の成果は彼の手腕が担っている。

「ん?大丈夫だけど・・?」 いつもだと発令されるのは土日が主・・なのだが?
「うん。購入する『道具』などを決めたいって思って・・。」 隣りにいる父兄にも目配せしている。
資金造成の一部を運用して、ヘルメット入れやバットケース、キャッチャー用具などの購入を
計画していて、その買い揃える道具の種類やメーカーを選ぼう~ってと言うことらしい・・。

「お♪了解~。で、まさか素面(しらふ)でやるの~?」 自分が微笑みながら言うと、
「まさかでしょ~。」 微笑み返し・・。隣りにいた父兄に場所の予約取りをお願いしている。
「それじゃあ~後ほど・・。」 いつもだと日暮れまで談笑するのだが、さっさと帰路へ向かう。

・・と言うわけで、午後8時頃に予定していたメンバーが続々と集結・・。
馴染みの店は平日とあって少し閑散。ま、そのほうが静かであって話しやすい。
「酔っ払う前に決めてしまおう~。」 まーこー保護者会長が持参してきたカタログを広げる。
見れば、ページ各所に付箋紙が貼られている。ある程度、目星はつけているようである。

「これがいいと思うけど・・。」とか「メーカーは揃えた方が格好いいんじゃない~♪。」
「持ち運びが便利なようにキャスターが付いているといいね~。」 などの提案や要望多数。
「うん。少し高めだけど・・。ま、資金造成で賄えるようであれば、特に注文はないけどね。」
まあ~資金造成活動を一手に統括しているまーこー保護者会長が大丈夫と言うのであれば、
特に異論はない考え。・・そのへんは口出しせず、全面的に任せているのである・・。

「8年前に西都原大会に行った時は、自分で勝手に決めたけどね♪」 あの当時を振り返る。
古くなった道具等の新調については、普段は買い揃えるのになかなか勇気がいることだが、
派遣をきっかけに資金造成を行っている場合は、ここぞとばかり買い揃えることができる。

・・改めて、資金造成にご協力をいただいているすべての皆様に感謝を申し上げます。

そんな中、1時間弱の打ち合わせを終え、いつもの作戦タイムに突入。
次第にアルコールもほどよく体中に駆け巡り、子供らの最近の様子なども情報交換し合って、
来たる夏の陣への対策を講じ合う・・。高野山旗も大切だが、夏も重要なのだ・・。

「まあ、子供ら自身の頑張りがあってこそだが、それ以上に多くの方々の支援があったから
今の成績につながっているのも確か・。このことは子供たちにも十分理解しないと・・。」
グラスを傾けながら、子供たちの姿を思い浮かべる。

当然、協力いただいている多くの方々の思いを反故にすることはもってのほか。
高野山旗全国大会の派遣を趣旨として資金造成活動を行っているわけであるが、
その高野山旗のことだけを目指して頑張れ~って望んでいるのではない。
我々の子供たち、あるいはサンガーズ活動に対して激励を寄せているのである。

そんな思いに応えるのは、我々の頑張りをしっかりと目に見える形で示していくこと。
・・そのことを切に胸に刻み込んでいく決意をしなければならないのだ。





今回、皆さんのご厚意によって購入することができる道具を使うたび、身が引き締まる。
それを思えば、なおさら気の抜いたプレーなんてできないはずである・・。

高野山旗に然り、夏の大会に然り・・。その他日々の活動などなど。
我々は、精一杯かつ全力の行動で持って感謝の意を表することが大事なのだ。


そんな訳で・・。この夜の宴は、いつしか決意の夜になったのは言うまでもない・・。