まあ~この時期、万全な戦力を整えるってのが難しい・・。
沖縄にとっては一番寒い季節だし、インフルエンザなども流行って体調不良続出。
練習にも練習試合でも必ず誰かは休んでいるって状況は当たり前となっていますね。
ま、野球ってのは9名でやる団体競技だが、レギュラー1人でも欠けると戦力が心配。
ましてやそれが主力ともなると、もう~戦力ダウンの幅も急下降・・。
なので、誰が欠けてもチーム力ダウンの幅を極力少なめにするってことが課題。
・・ということは、全体的に選手個々の実力の底上げが必要となってくるのである。
そんな中、今年のサンガーズ軍団・・・。戦力ダウンの幅が比較的小幅な感じ。
5年生が多いってことも大きな要因となっているが、それだけじゃない・・。
その下の学年、4年生が5年生に負けず劣らずの実力を備えていることも大きいのである。
実際・・、9名の先発メンバーに必ずっていいほど3名ほどの4年生が食い込んでいる。
相手チームの特性によっては、4名~5名は入ることだってある・・。
しかも、中軸を打ったり、バッテリー以外、内野陣を全て4年生でまかなったりと、
しっかりと上級生を押しのけて実力で持って先発メンバーを勝ち取っているのである。
4番であった皓太郎が肩の負傷で戦線離脱となった時、4年の湧斗がしっかりと務めたし、
キャプテンの優介が足の怪我で出れなかった時は、煌典(4年)がその代役を果たした。
それもチーム戦力を落とすことなく、その試合での役目をきっちりと成し遂げたのである・・。
また、場面によっては代走であったり、守備要員であったりと・・、4年生の出場機会が豊富。
先発にならなくともいつでも用意万端で、自分の見せ場を虎視眈々と狙っているのである。
「おら~、油断すると4年生に全部ポジションを取られてしまうぞ~!」ってハッパをかける。
そんな言葉かけに、5年生メンバーは横目でチラ見しながら戦々恐々の面持ち・・。
「上級生だがらといって必ず試合に出られると思うなよ~。」 さらに聞こえるようにつぶやくと、
「おっしゃ~!」 ますます気合いに拍車がかかり、一層熱を帯びてくる。
ま、上級生下級生関係なく、チーム構成に関してはそのように実践しているのだから、
自分の声かけが、より現実的に思えているのだろう・・。
しかし、ここ最近、5年生も負けてはいない。
新チームスタート時以降、この数カ月で数段も実力が伸びてきている子もいるし、
打撃とか守備、走塁で特化すれば、4年生以上の実力を発揮できる子も見られてきた。
「◎◎先輩~、もっとダッシュしないと~!」って後輩が先輩に指示を出す。
「さあ~気合いで打って行け~。」など先輩が後輩に対し、叱咤激励を飛ばす・・。
本当に良い意味で、野球をやる中で上級生とか下級生とかの隔たりなく、
お互いに個々の選手として切磋琢磨し合う関係が構築しつつなってきたのである。
・・どこの子もそうだが、野球を頑張っている以上、みんな試合に出たいのはヤマヤマ・・。
しかし、グラウンドに立てるメンバーは限られている。いや、限らなければならない時だって。
指導者としてできるだけ全員を試合に出したいと思うのも、どのチームもみんな一緒である。
我々は真の実力を持ってチャンスをものにしようという子供らが目を光らせている。
そんなムードが充満している限りは、特に戦力ダウンということは心配しなくてもいいのかも・・。
チームの戦力ダウンが小幅に済んでいるのは、個々の選手間の実力も小幅だっていうこと。
それは戦力ダウンということじゃなく、誰が出ても戦力維持、いや、むしろアップを願っている。
・・・明日からの週末は南部遠征で強豪チームに挑んでくる・・。
土曜日には世那城ジャイアンツさん、日曜日には船越ホワイトタイガースさんが待ち受ける。
恥ずかしくないゲームを・・と気負う反面、それ以上に期待していることも。
さあ~誰がグラウンドで躍動するのか・・? 日替わりヒーロー出現の予感がする・・♪