熱き夏は続いている・・。

UMUサン

2016年07月04日 22:20


さて、「第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会」の大会6日目・・。
我ら宜野座高校野球部はコザしんきんスタジアムの第3試合目に2回戦に挑んだ。
相手は同じ北部の雄、北山高校・・。スタジアムがやんばる一色となりました。

そして試合結果は2対1とどうにか辛勝・・。暑さ同様厳しい戦いではありましたが、
まだまだ熱い夏を感じていられそうです・・。






















《・・画像は、保護者会長の素晴らしいショットを拝借しました~♪ 》


試合は1回裏、先頭の1番佐久田(3年)が2塁打で出塁し、いきなり先制のチャンス。
2番の大嶺(3年)が送りバントを敢行し、それが3塁手悪送球でバッターランナーもセーフ。
相手1塁手が際どいジャッジにもたつく間に、スキを見て3塁ランナーの佐久田が生還。
まずは幸先の良い先取点を奪取した・・。

2回裏も相手投手の制球難を攻め立て、1死1、3塁とすると併殺プレー崩れの間に
3塁ランナーが2点目のホームを踏む・・。序盤で2点を先制し、試合を優位に進める・・。

この大事な一戦に、先発のマウンドに立ったのはエース玉城(3年)。
持ち味の制球の良さを活かし、ヒットは打たれ、毎回ランナーを出塁させるも、
要所はキッチリと押さえ、相手攻撃陣に得点を与えない粘りのピッチングを披露する。

このまま、試合は楽勝ムードかと思いきや、一転、その後は攻撃の歯車が狂い始める・・。
毎回得点圏にランナーを進めるも、タイムリーヒットが出ない・・。
スクイズ(セーフティスクイズ?)を敢行するも、ランナーとのタイミングが合わず本塁憤死。
ヒットで2塁ランナーが本塁を狙うも3塁を回った後、走塁を躊躇し、タッチアウトなど・・、
攻めても攻めても追加点が奪えず、何となく嫌なムードになりかけていく。


北山高校の2年投手は、序盤こそ制球の不安定さがあったものの、徐々に立ち直る。
スローカーブなど緩急をついて、ここ一番の大事な場面で宜野座の猛攻をしのいでいる。

7回から2番手の伊藤(3年)がマウンドに上がると、流れは変わりつつあった・・。
再三ランナーを背負うも内野陣の好プレーで、どうにか得点を許さないが、
試合の展開が、完全に北山高校へと吹き流れていった。

そして8回表、北山高校の攻撃。2死1、2塁と攻め立てられる。
ピッチャー伊藤とファーストの宮城(3年)との間にサインプレーを敢行し、ランナーを上手く
おびき出したかと思った瞬間、タイミングがずれ、ファースト宮城ボールを後逸してしまう。
ライト側ファールゾーンにボールが転々と転がる間に2塁ランナーが一気にホームイン。
ついに1点を献上し、一点差と攻め立てられる・・。
その後2死満塁と同点のピンチが続くが、ショートゴロで抑え、この回は1点止まりでしのぐ。

9回表、北山高校の最後の攻撃・・。しかし最後の最後までピンチを迎える。
先頭打者がヒットで出塁すると、送りバントで1死2塁。同点のピンチが拡大する。
続くショートゴロで3塁へ走った2累ランナーを3塁でタッチアウトで2死1塁。
しかし、次の打者を四球で歩かせ、なおも2死1、2塁と同点のピンチが続く・・。

両チームの応援スタンドは、ボルテージが最高潮・・。必死の応援が球場を包み込む。

ピッチャー伊藤が投げた渾身の一球に打者が放った打球がライト方向へと飛び、
ライトの平川(3年)がこの打球をグラブに収め、ゲームセット・・。

白熱したゲームは、2対1と宜野座が勝利し、次の戦いへと駒を進めた。


どうにか勝利を収めたものの、拙攻が目立ち、得点がなかなか上げられない。
チャンスの場面での有効打が出ず、終盤は相手チームへと流れが変わり、苦戦を強いられた。
夏場の戦いで投手陣の負担を減らすよう、攻撃陣の奮起が早急に求められる。

さあ~いよいよ、次の戦いは強豪の沖縄尚学高校である・・。
当然だが、勝ち上がっていく毎に相手チームがより強くなっていく。
投手陣や守備陣、攻撃陣にしても一つのミスが命取りとなる戦いが待っている。
次週の戦いに向け、さらなる精進に期待したい・・。


まあ~ひとまず、内容はどうあれ、勝利することで次につなげることが大切。
今回の勝利にひと安心と言ったところが正直な気持ちであるな。


・・これから毎試合が大きなヤマ場となるが、我々の熱き夏はまだまだ続いているのだ。