慰霊の日2016

UMUサン

2016年06月23日 12:00


今日6月23日は「慰霊の日」・・。
住民を巻き込んだ沖縄戦の組織的戦闘終結から71年を迎える。

県内各地では慰霊祭が営まれ、沖縄は今日一日、平和の祈りに包まれる・・。





毎年毎年、そして日一日・・、
次の世代へ戦争のことを語り継ぐ戦争体験者が少なくなり、
あの未曾有の大戦が風化しつつあります・・。

自分のばあさん(といっても親ですが・・。)が、
この時期に近づくと、必ずといっていいほど戦争の話題が出る。


「・・戦争は、街や田畑を焼き尽くし、多くの人間を殺しただけじゃなく、
生き残った人間の心までズタズタにしたんだよ~って・・。」

直接、戦争を体験した人から聞ける貴重な話。自分の親時代は戦争体験者。
沖縄沿岸の艦隊から陸地に向けた砲弾の凄まじさ・・。まさに暴風のごとく。
「鉄の暴風」という言葉で表現された話は、今でも耳に記憶に残っている・・。


では、自分らの子どもたちには何を語り継いでいくのか・・。
戦争体験者から聞いた話を伝える・・しかないけど。

「あの~、じいさん、ばあさんから聞いたんだけど~・・。」
ってなるはずね~。生の話じゃないし・・。

そんなんで、戦争の記憶・体験が薄くなり、風化し、
そして、いつの日かは本や歴史書でしか伝わらなくなるのではないだろうか。


今日の『慰霊の日』は、戦争の記憶を風化させず、
いつまでも語り継ごうと、沖縄だけの特別な日・・。

うちのばあさんの話の最後にはいつも・・、

「孫の時代はどんなになるんだろうね~。」
「・・あんたらが頑張らんとね・・・。」って。

う~ん・・、戦争の生体験、語ることはできないけど、
平和について、子どもたちと一緒に語ることはできるはずだ。


昨今、世界各地では紛争やテロ事件などが多発して情勢は混沌・・。
いつしか、先の対戦を同じような空気になりつつあるのではないかと危惧する。
そんな中にあっても、我々は今の平和を実感し、生活をしている。

どこかで、平和のありがたさを見過ごしてはいないだろうか・・?


さあ~今日一日、『平和』について考えるのもいかがでしょう~。