やはり、野球ってのは、いつでもどこでも学び合いなのだ・・。
「第5回北部学童ジュニア大会(第5回琉球セメント旗)」の最終日・・。
本部少年野球クラブの今大会初優勝で幕を閉じた。
準決勝戦で我々サンガーズを退け、優勝決定戦では大浜ベアーズを撃破した。
自分で言うのもなんだが、サンガーズも大浜ベアーズとも優勝候補の一角とされ、
戦前より前評判が高かったチーム・・。その2チームを破竹の勢いで打ち倒した戦い振りは、
まさに脱帽、感服し、見事な優勝に万雷の拍手と賞賛を送るしかないのである・・。
選手全体的に見てもけっして大柄な選手がいるわけでもなく、若干、上位打線には
キーマンとなる上手い選手はいるものの、チビッ子たちが多々交じり、迫力には欠ける。
・・しかし、見た目だけで判断しては痛い目に遭う・・。今回の我々や大浜のように・・だ。
チビッ子たち守備陣の不安も抱えつつ、ピッチャーの冷静な投球術やカバーリング。
上級生が下級生を引っ張り、下級生もまた先輩たちに全幅の信頼を寄せている。
老獪なベテラン監督の戦略もさることながら、忠実に作戦を遂行する子供たちの意思は、
目を見張るものがあり、ベンチともにチーム一丸となって戦う姿は見習うに値する。
・・たしかに、その時の勢いが風を吹かしたってこともあるが、その勢いを加速させたのは、
紛れもない彼らたち自身の力であるし、父兄の皆さんの絶大な後押しの賜なのだ・・。
野球に限らずスポーツって言うのは、「波に乗る」とか「風が吹く」とのフレーズが多用され、
快進撃を続けるチームの活躍する姿をより一層華やかに映し出す。
・・当然ではあるが、そんな旋風を巻き起こすことも大きな実力の一つなのである。
敗者となった我々は、「今回はたまたまで・・。」との大きな勘違いを持っているとすれば、
次も確実に完全に叩きのめされる・・。
勝者の実力を認め、見た目、実績などの先入観を払い、次はチャレンジャーとして
全身全霊で臨む姿勢を確立しなければ、今回の敗戦は何の意味も持たなくなるのだ。
戦いは何があるか分からない・・。そんなことを改めて認識させられた敗戦・・。
今回の敗戦がもたらした意味を噛みしめ、次への教訓にと活かしていきたい所存である。
今回、大事なことを学ばせてもらった・・。
これからますます精進して、勝利者に劣らない姿を身につけることが恩返しとなる。
・・4強入りが成果ではない・・。そのことをもっとも有益な成果だと思うのである。
敗戦がもたらした意味をこれからの自分らの糧にしていきたいと強く刻むのだ。