スタートライン・・。

UMUサン

2016年04月06日 23:25


さて、小学校や中学校、そして高校は明日から新学期・・。
いよいよ、新たな生活のスタートを告げる。

高校は入学式を迎え、明後日は小学校や中学校がピカピカの1年生で賑わう。
心ウキウキの胸ドキドキ・・。この春爛漫の天気がなお一層、陽気に駆り立ててくれる。





うちのあかりも北山高校理数科に進学。新生活にモチベーションMAX・・って思っているが、
いかんせん彼女の場合、そんな表情をおくびにも出すことなく、淡々と準備にとりかかっている。
しかも、学寮への入寮も決定し、初めて親元離れての生活が始まるって言うのに、
不安な様子は微塵も感じない・・。逆に親の方が心配しているってことかもしれない。

先だって、学寮の入寮説明会。
当然だが、集団生活の場であるので、いろんな決まり事がある。
起床、消灯や門限時間、点呼に休日などの過ごし方などなど、
自分勝手な気ままに生活するわけにはいかない・・。

「・・大丈夫か、おい~。」入寮説明会終えての第一声。
「大丈夫よ~♪」と携帯ピコピコ・・。
「・・・・。」信じるしかないね~♪

「・・何度も言うが、集団生活の場だからな~!」って心の中で叫んだ。


興南高校へ進学した凜太朗も野球部寮であった。
同じように起床時間や門限、寮内での生活は、それは厳しいものがあり、
少しでも規則を破る者がいると、連帯責任の寮生全員がペナルティーを受けた。

ま、興南高校野球部自体が「人間形成に向けての修練の場」であったのだが、
野球部寮での生活は、まさにそれを体現できる空間であったのは確かであった。

「野球部寮に入ると鍛えられるよ~。」なんて事前の情報などは聞き取っていたが、
入ってみるまでは未知数。実際はどのようなことがあるんだろう~なんて、
鍛えてもらいたいとの願いのほか、ついていけるだろうか・・なんて正直、不安もあった。

しかし、そんな不安も時が過ぎるにつれ、徐々に解消していく。
入寮して最初の1カ月は不足物資調達のため、足しげく野球部寮へ通ったが、
1カ月2回の外食日に顔を合わすたびに、次第に成長している顔を見て安心する。

野球部を卒業するまで、すっかりと寮生としての容姿も板につき、
逞しくなっていることを実感せざるを得ない・・。
やはり、野球部でも寮生活でも鍛えられていったのである。


そんな凜太朗の状況を思い浮かべながら、あかりの寮生活を想像する・・。
生活のけじめなどは自分の責任のもとで実行しなければならないし、
みんな一人でやっていかなければならないのだ。

「・・はた、大丈夫か~?」なんて不安もよぎるが、もう~やるしかない。
しっかりとできるように我々はサポートするしかないのである。

「寮生活は鍛えられるはずよ~。」 凜太朗の時と同じような意見を聞く。
まあ~鍛えられることには、何の不満もないが、やれるだろうか・・は凜太朗の時と同じ。
少々の心配や不安が出てしまうのである・・。

少し早い話になるが、高校卒業する頃は凜太朗と同じよう、すっかりと自立し、
鍛えられている姿を想像したいし、期待していのである。

また、寮生活ばかりじゃなく、充実した学校生活ももちろんのことだ。
大いに高校生活を謳歌してほしいと願っているのだ・・。


・・あ、そうそう竜誠のことも触れておこう。
竜誠も宜野座高校3年生に進級・・。いよいよ最終学年を迎える。
高校球児としても最後の夏に向け、その準備に余念がないが、
そのあとは大学受験の年でもあるのだ。

そろそろ進学をよりクリアにしなければならないのだが、まずは最後の夏を優先。
高校球児としての集大成を最高の形で迎えることが当面の目標であり、
それを叶えるために、高校生活の大半を費やしてきたのである・・。

野球や高校生活を悔いのないよう過ごさなければならない大切な一年。
この一年を精一杯走り抜けたあと、彼のさらなる成長にも期待を寄せているのだ。


・・期待と不安、出会いと別れ、その思いを胸に新たなスタートラインに立つ・・。
これからの歩みにたくさんの思い出と体験が蓄積できるよう願ってやまないのである。


さあ~、輝かしい門出に最大級の声援を送ろう~♪