ポジション「1」の意味・・。

UMUサン

2016年02月08日 20:50


さて、先週の日曜日には、大会に向けての最後の練習試合・・。
数久田少年野球さん、辺野古ジャイアンツの皆さん、ありがとうございました。

練習試合の結果は、1勝1敗・・。まあ~2試合とも荒れに荒れました。


まず第1試合目の数久田戦。先発の大輝(2年)、2番手の湧斗(3年)とも制球に苦しむ。
いきなり先頭打者を四球で出塁させると、その後もストライクが入らず、あっという間に満塁。
相手の拙攻にも助けられ、どうにか最小得点(1点)で抑えるも、安心して見ていられない。

打線はまずまずの好調で、毎回先頭打者が出塁し、そつなく加点はするものの、
いかんせんピッチャーが落ち着かないため、相手にも得点を許し、リードが保てない・・。

打っても打っても、そして得点しても得点しても、すぐに貯金を使い果たす・・感じ。
まだまだ練習不足というか、意識が足りないというか・・、身についていないようですな。

そんな試合内容であるが、どうにか2点差で勝利するも、得点は覚えていない。
その日は晴天であっても気温が低め。・・寒風吹く中で、頭の中はカッカと燃えている。
ま、お陰で寒さは気にならないで済んだのではあるが・・。


続く2試合目の辺野古戦・・。この試合は一転、先発の蒼太(3年)が好投。
初回を無難に立ち上がると、2回以降の再三のピンチも踏ん張り、気迫を見せる。
蒼太自身、最長の4回を投げ抜き、2点に抑えるまずまずのピッチングを見せた。

打線もそれに応えるかのように、反撃を開始・・。
2回表にランナーを2塁において8番の琉貴(3年)がレフトオーバーの同点打を放つ。
その後も相手投手の乱れに乗じて押し出しの四球を選び、一気に3対1と逆転

良いムードの中で迎えた最終回・・。2番手の斗夢(3年)を投入すると大乱調。
「最後は投げたいです~♪」との志願登板。意欲満々で臨んだが、その自信は打ち砕かれた。
ストライクがまったく入らず、1死も取れないまま、押し出しを含む6連続四球の暴風雨・・。
1打サヨナラの大ピンチに1死は取ったものの、迎えるバッターにストライクが入らない。

押し出しの四球を恐がり、投じた甘いスローボールを左中間へ痛打される。
3塁ランナーがゆっくりと生還し、サヨナラゲームセット・・。5対4の逆転負けである。


試合後のミーティング・・。良い機会だと厳しい表情で伝える。
「打って得点することよりも、しっかりと守って相手に得点を許さないことが大切。
ピッチャーは大変だが、まずはしっかりとストライクを投げることから始まるのだ・・。」
「・・・・、」 子供たちは神妙な面持ちで聞いている・・。

「大会まであと1週間。しっかりと『当たり前の守る』ということを自覚していこう~。」
「はい。」 子供たちの意識の中にどれくらい響いたかは、今後の練習次第である。


今回の練習試合を見ると、10点取っても11点取られるというゲーム内容。
特にピッチャーの制球難が緊急の課題であり、攻撃力や守備力は計算できる中で、
もっとも重要なポジションが不安材料として横たわっているのである・・。

投手候補は数名いる・・。みんな素質も力も十分に備わっている・・が、
意識というか自覚というか、そう言った気持ちも面がまだまだ足りないように思える。

マウンドに立つ意味、ポジション「1」としての意義を認識する必要がある・・。





大会まで残りわずか。今すぐ解消するというには短い期間ではあるが、
これからの長いシーズンを見据えて、重点的に取り組んでいかなければならないし、
ポジション「1」の自覚を十分に理解させていきたいのである・・。

そのことが徐々に浸透すれば、「投手王国」実現だって不可能ではない。


・・そんな緊急課題を克服し、いつか大きな武器へと変貌させていく所存である・・。