さて、先週の金曜日(11日)、うちのあかりが笑顔で修学旅行より帰還してきました~♪
予定時間より少し遅れてバスが正門前に横付けする。
次々と降りてくる生徒はみんな笑顔満開・・。楽しかったことを物語っている。
そして、手には一杯のお土産で、胸には楽しい思い出を抱えている。
たったわずかの2泊3日ではあったが、そんな短い時間だからこそ思い出が凝縮される。
これからも楽しい記憶として引き継がれていくだろうう・・。そう思うと自然に安堵感が漂った。
体育館で解散式を終え、出口で待っていると、あかりが出てきた・・。
すぐさま、おかんが駆け寄り、「お、あかり~、お帰り~♪」 声をかける。
「ただいま~♪」 修学旅行の余韻があるのか、少しテンション高めの返事。
見ると、他の生徒に負けないぐらいのお土産袋を引っさげている・・。
「こんなにたくさん買ったの~?」とおかん。「うん。」 家で開けるのが楽しみである。
・・そして、家に帰るとお土産を1つ1つ開けながら、思い出話の報告・・。
修学旅行最大の目玉であるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の見学や清水寺など。
2泊3日のハードスケジュールは中身が濃い・・。思い出話もぎっしりと詰まっている。
「はい、これ~♪」 おかんにお土産を渡す。がま口タイプの可愛らしい財布。
「で。竜誠はこれ・・。」 「ん?」 手渡されたのは、真ん中に「誠」の文字入りのバッチ。
「何かこれ~!」 口をとがらす。すると「だってバッチの真ん中に『誠』があるでしょ!」とあかり。
・・なるほど、竜誠へのお土産にしたのは、こんな理由か・・。
「俺の時は、もっといいやつだったぞ~!」 さらに口がとがる。
「・・で、おとんのは~?」って催促すると、「あ、忘れた~。」 予想もしていなかった返答。
「マジか~!」 「可哀相・・。何かあげたら♪」 お土産をもらったおかんはホクホク顔で言う。
「・・・・。」 すると、お土産袋をあさり、中からチョコレートを取り、差し出された。
「あ~あ、おとんも食べる物じゃなく、物品がほしいな~・・。」 駄々をこねると、
しょうがないって顔して、「はい。」 次に差し出されたのが、お菓子のおまけのような缶バッチ。
「おいおい、これだけ~。」 さらに駄々をこねると、「じゃあ、これもあげる。」 見ればお守り・・。
何の御利益があるかどうかも分からないお守りである。「・・・。」 ほんとにもう~である。
お土産にやや不満の残る竜誠と共に、お土産のビターチョコレートにかぶりつく。
「お前はお土産があるだけ、まだいいと思うけど~。」
二人して、かぶりついたビターチョコレートは少しだけ苦い味がした・・。
ま、お土産どうのこうのは別として、無事に帰還できて何よりである。
しかも、楽しそうなあかりの表情でホッとし、お土産はなくともそれだけで十分である。
これで中学校最大で最後のイベント、修学旅行も無事に終了。
楽しい思い出づくりは修学旅行だけじゃない。
これからは、学校で過ごす日一日が思い出の積み重ねである。
そして、卒業という集大成と人生最初の試練、高校受験に向けてまっしぐら・・。
ここからが、より一層本人の頑張りと我々のサポートが必要となるのである。
修学旅行の思い出がこれからの頑張りへの馬力となってくれれば・・。
・・帰還の笑顔が、あと数ヶ月後にも満開となってくれれば・・と願って止まないのである~♪