さて、先週日曜日(13日)より「名護市学童野球新人育成大会」が開幕し、
我ら新生サンガーズが予選リーグ戦を華々しく初陣を飾った日と同じ日、
新生チビッ子サンガーズも練習試合で初めて試合を行った・・。
その日の練習試合は、辺野古タートルズさんと数久田少年野球JRさん。
両チームの皆さん、ありがとうございました~♪
試合の結果から言うと、2戦2敗・・。しかも2試合とも後半からの逆転負け。
もっと言うと、ピッチャーの大乱調に加え、守備陣のエラー連発という内容・・。
ま、この布陣で試合に臨むのが初めてであり、仕方ないことだとは思っているが。
第1試合目の辺野古タートルズ戦。先発に抜擢したのは大輝(2年)・・。
投げる力、バットを振る力など、体は小さいながらも全身から力強さを感じる。
また、左投げという学童野球では貴重な存在な上、無難な制球力もあることから
次期チビッ子軍団でピッチャーの一人して期待している。
試合も中盤、4対1でリードを保ちながら、2番手蒼太(3年)にスイッチ。
ピッチャーとしての練習も十分ではないが、球の威力は期待できる。
あとは制球力の問題・・と「ハート」のこと。
初めて立つ、マウンドの高さにビビらなければよいのだが(笑)。
しかし、予想通り・・というか、初マウンドは苦い経験となった・・。
四球とワイルドピッチでランナーをため込むと、内野手のエラーも重なり、一気に同点。
そうなると野手陣の元気も下火となり、お通夜状態・・。ますます蒼太が孤立する。
どうにか2点リードで相手の最後の攻撃を迎えるも、自身のエラーと四球の連発で
あっという間の無死満塁・・。同点どころかサヨナラ負けの大ピンチである。
「監督~・・。」って他の父兄がこちらを向き、視線が合った瞬間、首を横に振る。
「ピッチャーってのは大変なんだ・・。知ってもらう良い機会だ。」という思い。
チームは敗戦のピンチだが、新生チビッ子たちにとっては試練を与える良い機会である。
結局、チームはサヨナラ負け・・。四球とエラーの盛り合わせであった。
続く2試合目の数久田少年野球JRさん・・。先発は竜(3年)にマウンドを任せる。
決して安定したピッチングとは言えないが、持ち前の野球センスで相手を1点に抑える。
そして攻撃陣は、打線がなかなか好調な感じである・・。
特に、3回裏には2死から4番煌典(3年)が右中間を破る2塁打、5番湧斗(3年)が
レフトオーバーの2塁打、6番朝太郎(3年)がセンター前、7番大輝がライト前ヒットと、
4連打で一気に3点を奪取・・。しっかりとバットが振れていたのである・・。
そんなリードをもらった直後の4回表数久田JRの攻撃、竜に試練が訪れた。
先頭打者を四球で歩かすと、もう~それからストライクが入らない。
四球にワイルドピッチ、せっかく追い込んだカウントで死球・・。
相手の攻撃を受けているのではない、自爆してしまっているのだ。
「竜~、しっかり投げろ~!」 竜の親父の檄もマウンドにいる竜の耳には届かない。
いや・・。それよりか、逆に事態を一層悪化させているのかもしれない(笑)。
・・結局、荒れに荒れて怒濤の7失点・・。久し振りのビックイニング献上である。
その裏、2点を返すなど反撃を試みるもわずかに届かず・・。2連敗を喫した。
新生サンガーズA代表とは真逆の結果・・。チビッ子軍団は試練の初陣となったのである。
試合後のミーティング・・。試合中、大声を出し過ぎて嗄(か)れた声で話かける。
「・・やはり、しばらくは基礎練習だな・・。まずこれからだ。」 試合を思い浮かべた。
「それから、ピッチャーは大変だ。一人で試合の勝敗を大きく左右するのだ。
だからそれなりの覚悟が必要となる。生半可な気持ちではマウンドに立てないぞ・・。」
今日、マウンドに立った3名の子供たちの顔を伺う・・。
・・しかし、2連敗となったが、そんなに悲観はしていない。
打線もそこそこ結果を見せるだろうし、守備陣も工夫すればどうにか形にはなる。
ピッチャーをもう少し修正すれば、恥ずかしくない試合はできるのではないか。
そんなことを考えながら、去年の今頃が頭に浮かぶ・・。
「・・そう言えば、去年はもっと酷かったな~♪ ・・それに比べれば。」
そう思えば、何となく視界が開けていくような感じ。
これからまた父兄共々、声を嗄(か)らしていく日々が当分続くでしょうな。
そして、声を嗄(か)らせば、子供たちは成長を遂げてきた・・。
・・・まだまだ始まったばかり。新生チビッ子軍団の限りない可能性に期待したい~♪