ま、この時期は何かと「お酒」に出会う機会が一層多くなる・・。
「12月に入ると、たくさん飲み会はあって大変だわ~。」とかなんとか言うと、
「なんで~。いつも毎日が飲み会じゃないの~(怒)」 っておかんの怒りの鉄拳が飛びそう。
・・こんなお酒に出会う機会の多いこの時期に備えて・・でもないが、
1年の一度の定期検診がある・・。今日午前中がその「検診日」であった。
すると、何故か検診日近くになると「お酒」の自粛が始まる・・。
「え~、今さら~?」なんて思うが、検診日までには少しでも体内環境を良くしようとの
現れなんでしょうかね~。ま、焼け石に水・・って感じもしますが・・。
今頃になってジタバタしますが、意を決してありのままを見てもらうしかないのである。
そんな検診でもっとも大変なのが、胃の検査・・である。
強敵は、なんと言ってもあの「バリウム」と「炭酸」である。
ゲップは我慢しないといけないし、バリウムは飲みにくいしで大変。
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「はい、この炭酸をバリウムで流し込んで下さい・・。」 おそるおそる受け取る。
「・・。」 やっとバリウム飲んだ、ゲップも我慢できている~って思っていると、
「はい。これを一気に飲み干して下さいね~。」さっきより少し多めのバリウム。
「う・・。」 飲み干す前からお腹がいっぱいになってくる。
そんな状況の中で、
検査台の上でグルグルと回転を強要されるわ、逆さになって踏ん張りさせられるわで、
ゲップを我慢するどころか、せっかく飲んだバリウムが口から飛び出そう~って感じである。
「ヒィヒィ・・。」 言いながら検査台の上で悪戦苦闘をしていると、
若い女性の検査官が必死に励ましている声が聞こえる。
「はい、もう少し頑張って。」とか「もうちょっと、もうちょっと・・。」
「・・・。」 そんな優しい励ましにお答えしたいが、口を開くとバリウム逆流である。
「はい。今度はうつぶせになって、お腹にタオルを挟みますね~♪」と指示。
検査台とお腹の隙間にタオルを挟み込む。両腕はピッタリと検査台につける
「・・う。」 より一層お腹が圧迫される・・。「あ、バリウムとゲップが~。」と思っていると、
とうとうゲップが出てしまった・・。くそ~。あと少しで終わるところだったのに・・。
すると、検査官が「あ~出ちゃったね~。ではこれを・・。」と優しい声に振る向くと、
またしても「バリウム」と「炭酸」を差し出された・・。え~追加ですか~!
「あ、いや、もう少しで終わるんでしたら、もういいんじゃないですか・・。」と泣きそうに言うと、
「しっかりと最後まで検査するためには必要ですので。」 優しい声が非情に聞こえる・・。
・・仕方がない。炭酸を一気にバリウムで流し込んだ・・つもりが口の中に炭酸が残ってしまった。
「なんか、口の中に炭酸が残ってしまいました。」って、口を半開きにして言うと、
「じゃあ~、これで流して・・。」と、さらに追加のバリウムを手渡された・・。
「マジか~!」 ついつい叫んでしまった・・。これで4杯目である。
・・もう~飲めないし・・。炭酸2杯とバリウム4杯でお腹がいっぱいである。
で、さっきの検査の続き・・。うつぶせでタオルでお腹を圧迫。マジやばい~。
これはゲップした勢いで、バリウムごと放出するのではないかと思うぐらい、マズい状況。
「うううう・・。」 必死の形相で堪え忍ぶ。・・検診ってこんなにつらかったっけ~と自問自答。
「はい♪お疲れ様でした~♪」 にこやかに検査室を送り出された。
「ゼィゼィゼィ・・。」 検査室を出る頃には疲労困憊・・。しかもバリウムと炭酸で満腹。
・・どうにかこうにか、試練の定期検診も無事に終了。
というわけで、今日夜はさっそく老人クラブの忘年会に招待されている。
しかし、バリウムと炭酸の満腹感の中、美味しい料理とお酒はいただけるのだろうか・・?
何かとお酒に出会う機会の多い季節・・。
皆さんも年に一度はバリウムを・・あ、いや、定期検診を~♪