チビッ子軍団 初戦突破~♪

UMUサン

2015年11月17日 21:43


さて、「第131回名護ブロック冬季大会(第116回名護市長杯)」が熱戦開催中・・。

我らチビッ子軍団は初戦、宮里ブレーブスBさんに7-1で勝利。
無事に1回戦突破を果たしました~♪













・・とはいえ、決して楽な勝利ではなかった・・。

1回表、チビッ子の攻撃。試合を優位に進めるための先取点がほしかったが、
先頭の1番元(4年)が三振。2番の聖(4年)が内野フライ、3番胡珀(4年)が三振と、
あっけなく初回の攻撃が終了・・。球威のある相手投手に押し込まれてしまった。

その裏の宮里Bの攻撃。先発は最近、調子が上向きの右のエース皓太朗(4年)。
初回の立ち上がりが注目されたが、先頭打者にレフト線への2塁打を打たれ、無死2塁。
2番打者の送りバントを決められ、1死3塁と先制のピンチを迎える。
3番打者をうまく抑えるも、4番打者にセンター前へ運ばれ先制点を許してしまう。

「皓太朗~、初球は注意して入れよ。」とベンチから声をかけたけどね~、
初球、外角高めの甘い球をいきなり痛打された。
「・・おいおい、初球は注意せーよって言ったばかりなのに・・。」 帽子を脱いで頭をかく。

1点を先制された2回表の攻撃。先頭の4番優介(4年)がセンター前に運び、無死1塁。
その後、2盗を決め無死2塁と絶好の同点のチャンス・・。
ここで迎えるは5番の皓太朗であったが、相手投手の速球の前にあえなく三振。
6番の智大(4年)の時に優介が3盗に成功し、1死3塁とチャンスが拡大する。

この同点のチャンスに智大が放った打球は強烈なピッチャーゴロ。
3塁ランナーの優介が飛び出し、三本間に挟まれる。優介が必死に逃げ回るもタッチアウト。
その間に打った智大は3塁に進んだ。続く7番竜(3年)が四球を選び、2死1、3塁。

ここで思いっきりの良い7番章平(4年)に回ったが、良い当たりのショートゴロでアウト。
この回も塁上を賑わしたが、結局無得点・・。なにやら不穏な空気が出始めてきた。

先発の皓太朗は初回に先制点を許したが、その後はしっかりと立ち直り、
相手打線をまったく寄せつけない見事なピッチングを披露する。


「おい、皓太朗は踏ん張っているぞ。楽にしてあげようではないか・・。」
3回表の攻撃に臨む前にミーティングで檄を飛ばした。
嫌な流れを感じているのか、子供たちの表情が硬い・・。
「さあ~、元気出していこう~!」 さらにハッパをかける。
「おお~!」 不穏な空気を吹き飛ばすかのように大きな声でかけ声をかけた。

3回表、先頭の9番斗夢(3年)がセンター前のヒットで出塁。無死1塁でチャンスをつくる。
その後、2盗を決め無死2塁。ベンチから必死の声援が飛び交う。
続く1番元がセーフティバントを試みるもなかなかうまく決まらない。やはり焦りがあるのか・・。
2ストライクと追い込まれ、放った打球はするどい打球が3塁線を襲うも3塁手が好捕。

・・まだ流れは向こうか・・。良い当たりも野手の正面をつく。嫌な展開に顔をしかめた。

2番聖の2球目に3盗のサインを出し、斗夢が見事に成功し1死3塁と同点のチャンスを広げる。
ここで2番の聖であったが。空振りの三振。期待された3番胡珀もファーストゴロに打ち取られ、
またもやこの回も得点できず無得点・・。不穏な空気はますます色濃くなってきた・・。


そして試合は4回の攻撃時に大きく動いた。
この回先頭の絶好調の4番優介がセンター前ヒットで出塁・・。3回目の無死1塁である。
・・上位打線から始まるこの回が勝負。普段にない緊張感がベンチを覆う。

5番皓太朗の打席の時に、2盗3盗を決め、無死3塁とキャプテンが大きなチャンスメイク。
無死3塁のチャンスに5番皓太朗は内野フライ・・。大きなチャンスにここ一本が出ない。
さあ~、迎えるバッターは智大・・。思いっきり行け~って思っていた初球、
振り抜いたバットからするどい打球が放たれ、ライナーでセンター前へ。

3塁ランナーの優介がゆっくりとホームイン。・・やっと同点に追いついた~♪
「いいぞ~。智大~♪」 ベンチ、応援団からヤンヤヤンヤの声援が飛び交う。

同点に追いつくと一気に流れがこちら側にやってきた・・。
その後はワイルドピッチで智大が生還して逆転すると、竜や章平のタイムリー長打。
締めは、元のスクイズなどもあり、この回で5点を奪取・・。試合をひっくり返した。

5回表にも3番胡珀の2塁打、4番優介のこの日3本目のヒットなどが出て、2点を追加。

4回から2番手として左のエース、胡珀が5回裏もマウンドへ上がったものの、
制球が定まらず、下位打線に連続四球でピンチを招いたところで皓太朗にスイッチ。
その後は、皓太朗がキッチリと抑えきり、ゲームセット・・。

終わってみれば、7-1で勝利を収めることができました・・。


しかし、序盤は苦しい展開・・。三振が多い、バントミスなどもあって流れを掴めない。
打線も負けている焦りからなのか、ランナーは出すものの、なかなか肝心な一本がない。

そんな中、後半の逆転劇を演出したのは、先取点を取られても追加点を許さなかった
皓太朗の粘り強いピッチングと、キャプテン優介のしっかりとしたバッティングにあった。
・・もし、逆転した4回表、先頭打者であった4番優介がヒットで出塁しなければ、
この試合は、そのまま敗戦の憂き目にあったかもしれないのだ・・。

そんな優介のガッツあるバッティングに最大の勝利要因があったと振り返っている。


さあ~どうにか初戦を突破することができた。・・まずはひと安心といったところであるが、
次の対戦は最大の強敵、名座喜少年野球Bとの大勝負である。
今回は優介と皓太朗の活躍で勝利につなげることができたが、次の相手はそうはいかない。
全員がベストの状態でなければ、太刀打ちできないほどの強豪なのである。

また、子供たちの頑張り以上に父兄の皆さんの声援が大きな力となる。
次戦も最大限の応援をよろしくお願いします~♪

いよいよ今大会最大で最高級のヤマ場を迎える・・・が、
・・当然、我々はどんな相手であろうと、目指すは頂点しかない。


さらなる強い気持ちをもって・・。熾烈な戦いに挑むことをお誓い申し上げる・・。