「シリーズ男」的タイプ・・。

UMUサン

2015年10月27日 22:21

本日、日本シリーズ第3戦が東京ヤクルトの本拠地、神宮球場で行われる。
ここまで、福岡ソフトバンクホークスが第1、2戦に勝利し、対戦成績2勝と先行。
そして第3戦を本拠地で迎える東京ヤクルトの反撃を待ちたいものである。

そんな中、毎年の日本シリーズで良く聞かれる言葉がある。
「シリーズ男」というフレーズである・・。
つまり、短期決戦である日本シリーズではチームの勝敗を左右するキーマンがいて、
その選手が「シリーズ男」としてクローズアップされるのだ。

今年の日本シリーズにおいて最も注目されているのが「トリプルスリー」対決。
東京ヤクルトの山田哲人選手と福岡ソフトバンクの柳田悠岐選手の2人である・・。
今シーズン、この2選手が「3割・30本塁打・30盗塁」と言われる「トリプルスリー」を
見事に達成し、両チームのリーグ優勝に大きく貢献してきたのである・・。

はたして、この注目の2選手が「シリーズ男」として活躍するのであろうか・・?


さて、そんな日本シリーズでの「シリーズ男」の話題になると、いつも思い出されるのが、
うちの長男、凛太朗と次男坊の竜誠のことである。

あくまで自分の個人的な考え方ではあるが、
決勝までの試合を「レギュラーシーズン」、決勝戦を「日本シリーズ(CSシリーズ)」とする。

凛太朗は決勝までの3試合(レギュラーシーズン)、毎試合2安打で来ているにも関わらず、
決勝戦(日本シリーズ)では不発に終わり、結局のところ、打撃賞を逃してしまう。

逆に竜誠は、決勝までの試合を無安打で来るものの、決勝戦では3安打と大当たり・・。
ここはちゃっかりと打撃賞を獲得したりするのである。

つまり、竜誠の方が「シリーズ男的」となる場合が多かったのである・・。


また、凛太朗は「4打数3安打」の場合であっても、ヒットを打てなかった1本を悔やむ・・が、
次男坊の竜誠、「4打数1安打」しかないくせに、その1安打を嬉しそうに語る・・。

しかも、竜誠の自慢するそのわずかな1本は、
逆転とかサヨナラを決めるなど、チームの勝敗を左右する一撃の場面が多かったのである。







ピッチャーの配球を読み、じっくりと見定め、ヒッティングする理論派の凛太朗と、
ピッチャーの配球を無関係かのように、ただ来た球を直感で打ち込む野生派の竜誠。

型にはまれば、ヒットを量産する凛太朗と、型が何なのかイマイチ不明な竜誠。
好不調が分かりやすい凛太朗と、好不調があるのかないのかさえしらない竜誠。

右打ちと左打ちの大きな違い以上に、真逆なタイプの二人の打者に、
兎にも角にも、いろんな場面で期待をかけてきたのは事実なのである・・。

「なんなんだろうね~?」 この話をいろんなところで語るたびに頭をひねっている。
兄弟といえど、こうもタイプが違えば妙であり、実に面白いものである。


今年の日本シリーズ、「シリーズ男」は、どのタイプなのか注視してみてみたい・・。