さて昨日、毎年恒例の「屋部の八月踊り」の別れ(最終日)を迎えた。
今年も大盛況のうちに終了することができました・・。
初日は、勇壮な旗頭を先頭に、屋部区の踊り団や保育園の子供たちを従え、
村内を1時間ほどかけて練り歩く・・。沿道にはたくさんの観客が歓声をあげる。
特に道ズネーの旗頭は、持ち手から持ち手へと「旗」を受け継いでいく中、
決して倒してはならず、そんな緊迫した状況は、旗の重さ以上に責任が重くのしかかる。
当然、道ズネー終了後は、腕がパンパンで精根尽きる・・となるのである。
また村内の4箇所の拝所(?)では、旗頭を降ろし、稲摺り節(いにすりぶし) が披露。
「さーいねすりすりよあわゆりゆりよ ことしゆやかわていねやあわのできぃてぃ」
( 今年はいい年になって稲や粟も良く出来ました。)・・ってな意味らしい。
まあ~このように各地で行われている豊年踊りは、五穀豊穣や豊年満作、
そしてこの1年の人々の健康と安全を願っているものがほとんどであり、
俗に「豊年祭」という名称になっているのは、その由来からくるものであろう。
今年、あかりは浜千鳥と四つ竹、ばあさんは老人会の踊り、
そして自分は旗頭の道ズネーに参加するなど、長い歴史の1ページに
少しは足跡を残すことになったのではないかと光栄な面持ちである・・。
ひとまず、今年の「屋部の八月踊り」も無事に終えることができた・・。
150年余りという長い歴史の中で培われた伝統を大事にし、
また先人たちの偉業を讃えつつ、これから新たな歴史への一歩を踏み出すのだ。
それは伝統芸能だけじゃなく、地域や人々のつながりであり、
それを大切に守ってきた人たちの意思の伝播なのだ・・。
どんなに時代が移ろうとも守るべきもの、受け継ぐべきその意思は
しっかり後世へと伝えていかなければならないと切に思うのである・・。
屋部の八月踊りに関わった多くの関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした~♪