チーム力≠個人力

UMUサン

2018年08月13日 21:45


ある社会学者が言った言葉・・。

「個人の自立が十分じゃない方が、社会が充実していく。
社会の支えが機能してこそ、個人を充実させていくことになるだろう。」と・・。


チームとしての力が固定せず、浮き沈みをみせることが多々ある。

まあ~、素晴らしい内容の試合をし、その結果を出していくこともあれば、
突発的に散々な試合をして、勝利できず落ち込んだりもあったりするのである・・。

このことは決して選手個々の力の話じゃなく、
まさに、「チーム力」のことであるのではないかと・・思うのである。


丁度、チームの形が確立しつつあるこの時期、どのチームも起こりえることなのだ。

強靭な個人力が集結し、他を圧倒するような絶対王者的なチームであっても、
突然、チーム状態が変調を期し、勝利を逃してしまうパターンが多々見られる。
う~ん・・。なぜそうなったかは、詳しい内情までは知りませんが・・。


前述の社会学者の言葉を「野球的に」表してみると、
「選手個々の力が十分じゃない方が、チームとしての力が充実する。
チーム力が高まってこそ、選手個々の力を引きだしていくことになるだろう・・。」
まあ~そんな表現となるのではないだろうか・・?

チームのスタート時は、選手個々の力はまだまだ未熟だが、
チーム全体が個々の選手の力を支え、その結果としてチーム全体が向上していく。
しかし夏場あたりを過ぎると、選手個々の力が充実していくので、チームで支え合ってきた
力が時としてそのバランスを失い、結果、実力のある選手個々に頼り過ぎとなる・・。

・・すると、敗戦の理由は原因は・・。選手個々の責任となるのであろうか・・?

いや、もしかしたら、次第に個々の選手の実力が向上してきたが故に、
他の選手(仲間やチームメイト)に対し、あるいはチーム全体に対し、和を乱し、
「チーム力」を減速させているようなことになってはいないだろうか・・。

今までは実力が横一線で、仲間と共に支えたってきたはずなのに・・。

例えば、実力をついてきた選手が、ミスしたチームメイトを非難したり、
あるいは、チームメイトの功績を快く思わなかったり・・と。

・・もし、そのようなことが事実となれば、個々の力が向上してきたことによる、
チームにとっては一つの「障壁」となってしまうのである。


確かに・・。選手個々の実力が向上することは、チームにとっても良いことである。
ただ、その選手の個人力の表現の仕方1つで、チーム全体のためになったり、
はたまたその逆で、チーム全体の悪影響を及ぼす場合もあるのではないか・・。





改めて考えなければならないことは、
選手個人の実力を向上させるために一生懸命になっていたことや
または子供たちに求めていた、あるいは望んでいたことが少し間違った方向に
進んではいないか・・と、今一度検証してみることも必要なのだ・・。

・・やがて、今シーズンも後半戦を迎える・・。


さあ~我がチーム、個々の選手を見渡してみようではないか。。