さて、「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」の5日目の第4試合・・。
我ら沖縄県代表の興南高校が茨城県代表の土浦日大高を6対2で勝利し、
見事に初戦突破を果たしました・・。
昨年夏の第99回全国高校野球選手権大会では、
初戦で和歌山県代表の智弁和歌山高と対戦し、序盤に6点リードしながらも
2本の本塁打など13安打で9点を奪われ逆転を喫し、悔しい初戦敗退であった。
そんな悔しい去年の夏の雪辱に燃え、臨んだ初戦は
投・攻・守がうまくかみ合った素晴らしいゲームを披露してくれた。
序盤は、興南高のエース藤木(3年)と土浦日大高の富田(3年)の投げ合いで、
中盤4回まで無失点が続く投手戦の様相・・。
試合が動いたのは、5回裏の興南高校の攻撃。ヒットと内野安打で無死満塁となると
犠牲フライとレフト前タイムリーヒットで2点を先取。試合の主導権を握る。
6回表には土浦日大高に1点を返されるも、その裏の攻撃ですぐさま反撃・・。
2死ながらも3塁にランナーをおいて、1年生ながらも先発メンバーである西里が
ライト前のタイムリーヒットを放ち、貴重な追加点を挙げる・・。
そしてこの試合、最も圧巻だったのは、8回表の土浦日大高が迎えた
無死満塁のチャンス時に、リリーフとしてマウンドに立った宮城(2年)のピッチング。
昨年夏、6点のリードをもらいながらも強打の智弁和歌山打線に屈し、
悔しい経験を得た去年のエースがエグい球を引っさげて甲子園に戻ってきたのだ。
無死満塁の大ピンチに、まずは相手打者を高めの速球で三線に打ち取ると、
続くバッターにはインコースの速球で詰まらせ、ピッチャーゴロのホームゲッツー。
この日、最大のピンチを無失点で切り抜けたのである・・。
その裏、勢いのついた興南高校の攻撃・・。
先頭の西里がこの日3安打目となるライト前ヒットを放つと、1死1塁にランナーを置き、
途中出場の9番・當山(3年)の左中間を抜く2塁打と根路銘(3年)の右犠飛で追加点。
さらに、2番手としてマウンドに上がった土浦日大高の清水(3年)から
3番の勝連(3年)もタイムリーヒットを放ち、この回3点を追加して試合を決めた。
8回からマウンドに上がった宮城は、代打ホームランを打たれるも、
その後は2者連続三振に打ち取り、結局、6対2で見事な勝利を収めたのである。
まずは初戦突破を果たし、今年最初の校歌が甲子園に高らかに鳴り響く。
試合に臨んだ選手も一生懸命に応援した方もホッとひと安心となったことだろう。
そして、我らの絶大な期待がかける見事な戦いに大きな拍手を送りたい。
さあ~まだまだ熱い夏は続く・・。頑張れ~!興南高校ナイン・・。