さて、第139回名護ブロック夏の大会(第124回名護市長杯)Bパート大会、
我らチビッ子サンガーズ軍団は悲願の初タイトル(準優勝)を果たした・・のだが、
その初タイトルに見合う真の実力がこれから試されてくるのだ・・。
改めて、それは必ずしも野球が上手になったとか言うのではなく、
いつも口酸っぱく子供たちに申し上げているが、挨拶や整理整頓、
はたまた勉強のことも野球以外のことを野球以上にできなければ、
真のチーム力とは豪語できないはずだ・・。
・・勝利の二文字は、自分たちのチーム力の在り方を考えさせられるものだ。
ここ10数年来、幾度となく体験させられてきたことがある。
良い成績(優勝、準優勝など)を残せたあと、時たま「傲慢」に満ちた姿が出現。
練習態度は怠惰に始まり、一つ一つのプレーに機敏な仕草は陰を潜める。
グラウンドから活気が喪失し、静寂のあまり、車の走り去る音までが良く聞こえるのだ。
勝利を見れば、すべてを勝ち取ったような錯覚に陥る・・のかとさえ思う。
それは子供らも真摯に支えてきた父兄ですらも勘違いを引き起こしてしまうかのよう。
しかし、頭上の雲が晴れて辺りを見渡すと、自分の立っている位置よりも
遙か高い山がそびえているってことを知らなければならないのだ・・。
明日から始まる「第3回島田杯・かりゆし旗争奪北部支部予選大会」が絶好の機会。
自分たちより遙か高い場所にそびえている奴らに遭遇するかもしれない。
そんな奴らに遭遇した時、自分らが満足して傲慢になっていたことが思い知らされる。
いや、逆にそのそびえる山に遭遇し、自分らの傲慢さを打ちのめされた方が、
これから進むべき目標への大きなステップになるかもしれない・・。
心のどこかではそう思っているのである。
得た自信を野球のみにつなぐと傲慢となるが、野球以外に転嫁すれば謙虚になる。
自分らが強くなったというその自信は野球以外のことで身に付いたものなのだ。
そうなれば、その強さはゆるぎないものとなるはずだ・・。
次の戦いにこそ真価が問われる・・。勝者という肩書きをいったん拭い捨て、
再び挑戦者として臨まなければ、決して戦い抜くことはできないのである。
我々が臨むべきことは、野球のプレーのひとつひとつのことよりも、
それ以上に、野球に対し真摯な姿勢で取り組むことが大切だということ・・。
そうなのだ・・。遙か高い頂(いただき)に直面した時こそ、そこが問われていくのだ。
さあ~今こそ、我々の本当のチーム力を見せようではないか~♪
頑張れ~、チビッ子サンガーズ軍団・・。