足跡(あしあと)・・。

UMUサン

2017年11月13日 21:50


我らサンガーズの今シーズンが幕を閉じました・・。



























「第137回名護ブロック冬の大会(第122回名護市長杯)」の大会3日目。
二回戦、名座喜少年野球さんと対戦し、2対0のシャットアウト負け・・。
自分たちの打力は豪腕ピッチャーを打ち崩すことができず、早くも涙を飲んだ。

「なんか、あっけないね・・。」 応援する父兄がポツリとつぶやく。
「・・そうだね。負ける時ってそんなもんだ。」 あまりのあっけなさに敗戦した悔しさも
実感することなく、ベンチを後にする・・。無言の空気が我らを支配している。

試合後のミーティング・・。これか公式戦最後のミーティングとなった。
「最後の最後に自分たちの力が発揮できなかったね。いや、自分たちの力を発揮
させてくれなかった相手の気迫に完敗した。それが勝敗の分かれ目ってやつだ。」
子供らの顔を見渡せば、涙する子もいれば、淡々としている子もいる。
その表情からは心の奥底にある真の気持ちを読み取ることはできない・・。

「最後の冬は悔いが残ったが、今シーズンで言えば悔いはない・・。」 そう伝える。

今の悔しい現実を過去の良き思い出で宛う(あてが)しか手立てがない悲しさ。
しかし、子供たちの実力はこんなもんではないと声を大にして言いたいのだ。
そんなことをしてもどうにもなる訳じゃないし、負けた後では言い訳にでしかないのも承知。

「試合を振り返っても後の祭り・・。願うは、中学校へ行って野球を続けてもらい、
真摯に打ち込んで頑張っている姿を見せてこそ、今の悔しさを晴らす唯一の方法だ・・。」

後ろを振り返ると、やり残した跡が点々と続く・・。
立ち止まって戻り、その跡を打ち消すよりは、前に向かって新たな足跡を刻む方が未来。

・・そうだ。未来への足跡(あしあと)を刻むことこそが、今の我々がやるべきことなのだ。

そして・・。やり残した跡より素晴らしい実績の跡も大きく残っていることも事実。
それは誇りとして胸に、前へ進むエンジンとして踏み出してほしい。


これから踏み出す第一歩は、さらに大きな足跡(あしあと)になるよう祈ってやまない・・。