サンガーズ奮闘記

日中、まだまだ残暑が残っていますが、暦ではすっかり初秋の足音。
朝夕の涼しさと夕暮れの早さに、少しずつ「秋の気配」を感じてしまう・・。

この季節の清涼感や風景に体と心の機能は活性化し、
否応なしに、行動力が自然にアップしてしまうことは必然なのである。
「スポーツの秋」や「芸術の秋」、「食欲の秋」に「読書の秋」などなど。
そんな例えに代表されるように、いろんなことが活動的になるのが、
この時期なのである・・。

また、「天高く馬肥ゆる秋」と言われるように空気も澄んでいて、
空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。
空は高く澄み渡り、大地は金色の稲穂が揺れる実りの季節を迎える。
そんな風景は大地と同じように我々の身も心も豊穣させ、
１年の中で最も至福感に満たされる・・。

・・今年もそんな秋の気配を感じる季節がやってきた・・はずだが。
しかしここ２年間、その風景はまったく違うものへと変容した。
その理由は明快・・。新型コロナ感染症の猛威がもたらした影響である。

社会全体で自粛自粛、制限制限、禁止禁止の嵐・・。
そのような風景の中では身の心も満たされることもあまり感じられない。

しかしながらこんな困難な状況の中にあっても、
いつものような秋の風情に浸りたい・・というのは誰もが思うこと。
・・いや、こんな時だからこそ、よけいに求めることかしれない。


さて・・そんな中、来週から「シルバーウィーク」がスタートする。
今週末土日にあわせて月曜日（２１日）、そして木曜日（２３日）が祝祭日・・。
その飛び石での祝祭日を利用して合間の平日にお休みを入れたとしたら
なんと最大で９連休にもなってしまう・・。まさに大型連休となるのだ。

そんな大型連休にもなるし、ましてや心も体も活動しやすい季節となれば、
じっとしていられない・・というのは社会的生物である人間の性（さが）である・・。
またここ最近、コロナの新規感染者数も減少傾向にもなっていることから
「少しだけなら・・。」 そんな秋の風景を満喫したい気持ちに湧き出て、
油断が生じてしまったら・・となれば、またまたコロナ感染症の餌食となる。

ここはひとつ、コロナの感染対策を十分に念頭に置きながら
「秋の風景」をいつもと違った角度で楽しむ工夫が必要となるのである。

例えば、テレビからのネット配信で映画等を視聴すれば「芸術の秋」、
映画に飽きたら静かに本を読みあさる「読書の秋」で過ごすのもいい・・。
お腹が減れば配達可能な食材を注文したり、特産品を取り寄せるのも通。
また食べ過ぎて多少運動不足が気になれば、自宅にて運動すれば、
それは「スポーツの秋」として成り立たせることもよいではないか・・。

こんないつもと違った「秋の風景」だからこそ、今しか体験できないこともある。




《 日常に戻れば一度は体験したい秋の風景「嵯峨野トロッコ列車」・・。》


コロナ禍においても例年どおり、季節は巡りやってくる・・。
それをどう楽しむか、あるいは充実させるかは自分自身の取り組み次第。
前向きの気持ちになれば十分楽しめるはずだ・・。そうであってほしい。

我々はコロナに負けず、へこたれず、頑張れる姿勢をもって立ち向かう。

そしていつもどおりの「秋の風景」を満喫できれば、そんな困難な状況にあっても
決して屈服しないぞ・・という意思を見せつけることになるのではと思うのだ。


何はともあれ・・。いろんな「秋の風景」を楽しみたいもんである・・。