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2021年09月10日

お年を召されていた・・話。


さて・・。業界の大先輩(♀)からお菓子(ケーキ?)の差し入れをいただいた。

「・・あの時はご迷惑をおかけしました・・。」 お詫びの気持ちで・・。
「だからよ~。あはは・・。」 その時のことを思い出し、苦笑いした次第。
「ほんと、自分がいかに年を取っていたかってまざまざと反省した。」 大先輩。
「いやいや、まだまだですよ~。」 反省している様子にフォローを入れる。

「・・。」 そんなフォローも効き目があったかは定かではないが、
しばし沈黙・・。ま、お年を召されているのは紛れもない事実であることはたしか・・。
「いやいや~。」 その時のフォローが適切かどうか振り返ってしまった。


先だってのこと、もう少しで終業時間を迎えようとしていた頃、トイレに入る。
すると個室が使用されている・・。鍵を閉めた際に「使用中」を示す赤色の表示。
ちょっと待つか・・。そう思ってトイレ入り口付近まで下がり待っていると、
「ガチャ。」 鍵を開ける音・・。お、終わったようだ・・。そう思って個室に近づくと
「え?」 思わずびっくりして声をあげたかもしれない・・。。中から女性の姿が。

「ギャ~。誰か~!」 その女性が大きな叫び声を上げたではないか!
「え?え?」 なぜ女性が出てくる?想定もしていない事態に気が動転する。
「・・もしかした女性用?」 混乱する。何十年も使用している事務所のトイレだぞ、
いくら終業時間前で気が緩んでいるからと言って、ふつう間違えるか~?

数秒間の間にいろんな思考が駆け巡る・・。
その女性の叫び声に押されるかのように飛び出し、入り口を確認。
青色のプレートに白色の男性の立ち姿マークがくっきり。
「お、良かった。間違っていない・・。」 中を覗くと小便器もちゃんとある。
「なんだ・・。あの人が間違っているし~。」 と思っても中に戻りにくい。

「どうしたどうした~!」 叫び声が事務所まで届いたらしい。
男性職員2、3名が駆けつける・・。トイレの入り口まで逃げた自分と鉢合わせ。
「・・実は。」 事の顛末を説明。一人の職員が恐る恐る中を覗き込む・・。
別に男子用トイレなんで警戒しなくてもいいのだが、何となくそんな雰囲気。

すると、中にいた女性が平然と手洗いしていたらしい。
「あら、ごめんなさい。私が間違っていたね。おほほ~。」
「・・。」 見れば、以前にお世話になったことのある業界の大先輩だ。

「お~い!」今度は こっちが思わず大声で叫んでしまった。


お年を召されていた・・話。


「もう~ほんとにあの時はごめんさいね~。あはは。」

・・あははじゃない。すっかりこっちは不審者扱いにされそうになったぞって、
そう文句を言いたかったが、お詫びの差し入れをもらっている手前、
また、お付き合いのあった大先輩と言うこともあってあまり強くは言えない。

「今度から入り口でちゃんと確認してよ・・。」 お菓子をいただきながら言うと、
「う~ん、思えばあれは間違ったんじゃなくて、女子用トイレの個室が
 全部使われていて少しだったらいいかな~って入ったはず・・。」 そう答える。
「へ?分かってて?」 驚いた表情で言い返すと、「うん、そう。」 モグモグ。

「だったらあんな大声で叫ばなくてもいいのによ~。」 ちょっと反論。
「用を足していたら男子用トイレだってことをすっかり忘れてしまって。おほほ~。」

「・・・。」 おほほ~じゃない・・


う~ん・・。やはり、だいぶお年を召されているかもしれない。






Posted by UMUサン at 22:35│Comments(0)
 
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