サンガーズ奮闘記

さて・・。皆さんはご存じだろうか？「UQモバイル」のCMのことだが・・。

最近、このCMがやたら目につき、何か仕事のことでもよくあるな～なんて、
重ねながら見ているのだが・・。





そのCMのシーンというのが・・、
宮殿に女王様が鎮座している・・。そして目の前の下々の民に向かって、
「これからのスマホは、すべて私が決める・・。」 そう宣言すると、
その宣言を受けた民衆は動揺したのか、お互いに顔を見合わせている・・。

その瞬間、女王様が不敵な笑みを見せるのだが、その後の発言が衝撃。
「反対の者は、足の指を挙げよ・・。」 みたいな言葉を発し、
民衆はさらに動揺している様が映し出され、その隣にいる執事は渋い表情・・。

「おお～面白い・・。」 そのCMを見るたびに食い入ってしまうのである。

まあ～民衆が動揺したのは、スマホを女王様がすべてお決めになることか、
それとも賛否の意思表示を足の指を挙げることに求めたことなのか？
このことは定かではないが、いずれにしても執事の表情を見れば、
「もう～無理難題なことを言って・・。」 そんなことを想像してしまうのだ・・。

特に賛否について「足の指を挙げよ・・。」 大変と思える採決を強いることで、
如何にも「・・誰も反対するな。」 強制を促しているようにも見て取れる。

またそのCMをみる限りでは、独裁者がモチーフじゃないかと思え、
あの当時はまさしくそんな感じであっただろうな～と想像に難くない・・。
そんな時代背景と比べてもベストマッチなのである・・。

そんな独裁者である（？）女王様に対し、取り巻きの執事は
独裁者（？）である女王様の暴走をを止めようと悪戦苦闘を展開する・・。
その他のUQモバイルのCMシリーズで垣間見ることができるのだ。

まあ～あくまでも自分の妄想の域なのだが、「あ～あるある～。」なんて
女王様のことも執事のこともこれまでの仕事の場面でよく感じることだと、
このCMを見るたびに重ね重ね共感しているところなのだ・・。

そう・・。CMを凝視しながら裏読みまで展開しているのである。


「まさか、おとんもそんなことはしていないよね？」 おかんが覗き込む。
「・・まさか・」 今時こんなことしたら自分自身、無事じゃ済まない。
逆に労働関係部局から調査が入って、それこそ自分が吊し上げられる。

ただ、仕事に関して様々な事項を決定する立場となっていることから
決定事項を何とか了解をもらいたいとの思いで無意識ながらも、
強制力を発動していないかどうか、細心の注意を払っているつもりである・・。

「・・足の指は挙げさせていないよ・・。」 そう言うと、
「それが問題じゃなく、そう仕向けるような方法を・・。」 心配そうに言うと、
「大丈夫よ～。」 人差し指と親指が輪っかをつくり、0Kマークを示す。

しかしながら、仕事と重なるものはこればかりじゃない・・。
やたら要件のハードルが高い助成金等や申請するのに複雑で手間がかかり、
とてもじゃないが期限まで間に合いそうにない制度の仕組みなどなど。
敢えて適用を困難にさせているんじゃないかと思われても仕方がない
様々な手続きがあるように見受けられているのも事実なのだ・・。

今のコロナ禍・・。みんなが困っている事態の中であるからこそ、
何事も無条件・・までは言わないが、できる限り支援を受けられるようになれば、
より一層多くの困っている方々が光を見出しやすくなるのだと思うが・・。

ま、すべてがどうのこうのできる訳ではないが、
せめて自分の領域でできる範囲は「足の指」は挙げさせないでおこうと。


何となく、考えさせられてしまった・・。う～ん、裏読みしすぎか・・。