サンガーズ奮闘記

・・いよいよおかん、５０歳代の大台に乗せました・・。

まあ～生まれて半世紀・・。誕生日なんて、大袈裟にやる歳でもないが、
ひとまずお祝いの言葉は述べて、日頃の労苦をねぎらって～ってことは必要。


そんな中、凜と竜誠は愛知県だし、唯一あかりが台湾から帰省中・・。
「今度おかんの誕生日プレゼントを買ってこよう～。」 あかりと一緒にライカムへ。
まあ～突然のプレゼントというのもなんなんで、事前にて欲しい物をリサーチ。
お目当ての物を購入した・・。もちろん購入費用はおとん持ちなのである。

そして夕食は、「今夜はケンタッキーにしない？」 なんてCMに触発されて
ケンタッキーを準備する予定・・。「あら、いいね～。誕生日だから？」 そんな意見に、
「あ、いや、CMでやっていたんで。」 理由を正直に話すと、少しブスって表情。
「が、しまった。」 もう後の祭り・・。「でも夕食作らないで済むぞ。」 そう言うと、
「それもそうだね。」 機嫌が改善。この変わり身の早さが生誕５０年の証なのだ。

それと合わせて、大好きな甘い物（チョコレートケーキ？）でも買ってきて、
歳の数だけロウソクを立てるのか？大きいの一本立てるのかはさておき、
例年のごとく、ささやかではあるが「儀式」だけはやろうかな・・って思っている。


最近、貫禄ついてきたようだし（ま、体型は以前から貫禄仕立てだが。）
そんな体型の話ばかりじゃなく、一言一言が横綱の張り手級って言ったところ。

以前、こんなやりとりがあった・・。
「今日夜は野球関係の集まりがあって・・。」 恐る恐る報告。
「もう～毎回毎回・・。」「・・。」 でも夕食作らなくていいよって言おうと思った。

「で、帰りだけど迎えに来てもらえたら・・。」 さらに恐る恐る。
ちょうど用事で出るとの話だったんで、その帰りにでも少し寄ってもらったら
帰りのタクシー代も出さなくて助かる～みたいな魂胆が見え見え。

すると、「おとんはいつもガミガミガミ～。」 いきなりの速射砲が返ってきた。
過去にもあったが、迎えに来る来ないで自分がヘマしてバトルに発展・・。
「分かった分かった・・。自分でどうにかする。」 連射砲の攻撃に為す術無く、
退散しようと思ったが、「ん？待てよ？」 今回はまだヘマしていないことに気づく。

「・・まだヘマしていないけど何で先に怒られているの？」 勇気を持って反論。
すると、「まだヘマないけどありそうだから先に怒っとく・・。」 ってことらしい。
「・・・。」 ヘマしたら怒ればいいのに・・と、か細く反論するのが精一杯。

ま、半世紀も生きていれば強くなるのも当たり前・・。そんなことが脳裏に浮かぶ。

そんな日常が風景となっている中、どうもおかんを見ていると、
歳を重ねる毎に、最強の域に近づきつつあるかもしれない・・とビビってしまう。
まあ～人生の熟練者とまではいかないが、それなりに社会の荒波を経験。
そんな中、海千山千乗り越える器量と度胸が経験値として蓄積されているのだ。

しかし子供らが自立の道を歩むにつれ、次第に人生の波も穏やかになるだろうし、
これからはのんびりと揺られながら、過ごしていければいいってことだろう・・。

これから少し気合いを抑えつつ、肩の力を抜き、眉目をほどいて笑らかに。
大台ともなれば、まずは健康に気をつけていくってことも必要だ・・。

生誕５０年を過ぎてさらに覚醒・・となれば、もう～誰にも止められない。

「ぎゃあああ～！」




《・・カミナリは出すが、決してピカチュウのような容姿ではないことは強調したい。》


これからもお手柔らかに・・。ひとまず、おかん誕生日おめでとう～。