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2020年01月23日

「そもそも論」の活用法・・。


さて・・。今シーズンにいよいよ突入・・。
どのチームも新たなメンバーを揃えて心機一転の中、今年にかける意気込みは
ヒシヒシと伝わり、もうすでに各チームとも熱きモードを醸し出している・・。

この時期、Aパートへ昇格するメンバーは、タイトルがかかる厳しい戦いの
ど真ん中に飛び込んでいくだろうし、チビッ子たちは、さらに野球の面白さ、
楽しさに触れ合う・・。いろんな思いが錯綜する中、球春の扉が開かれました。


「そもそも論」の活用法・・。


「・・で、そもそもだけど・・。」 と、いつの日かの練習試合の時、
他のチームの知り合いのお母さんが渋い顔で話しかけられてきた。

昨シーズンより自分の子供がBパートからA代表に昇格したとのことらしいが
最近、親父(旦那)が勝負にこだわり、子供の結果にウンチクし出してきたようで、
チームが敗戦してきた時は暗い顔で帰ってきて、子供が活躍できなかった時は
暗い顔からさらに険しい顔に変わり、怒り顔まで発展すると言う・・。

「あんたね~・・。」 可愛い我が子がめちゃくちゃ怒られているのを
黙ってはいられない・・。子供にガミガミ言う親父のそばで、子供を擁護するのは
当たり前のこと・・がごとく、今度は旦那とバトルにまで発展するのが度々らしい。

スポーツの厳しさの中にも楽しさがあり、勝負の浮き沈みよりも
まずは野球に慣れ親しむこと・・。これがそのお母さんからすれば
それが学童野球のスタートであり、「そもそも論」であったということである。


「そもそも、最初はボールが取れればいい~っての話だったのに、
ヒットが打てないどうのこうの、試合でミスしたどうのこうのって、
最初の話がすっ飛んでいるし~。」と不満顔。

「・・・。」 うん、確かに・・。間違ってはいないとは思うが・・。

まあ~自分もどちらかというと親父的な立場であるし、「そもそも」な話は
最初だけの話で、徐々に求めるものが強くなっていくことがステップアップの
原動力になるって思っている・・。

その親父さんと何ら変わらない立場の自分に「そもそも」の話をされても、
どんな顔して聞いていればよいのか、窮してしまったのである・・。


「でも、最初の『そもそも』のままじゃいかないでしょ。これから上達するだろうし、
ヒットだって打つようになるし、ファインプレーだってするようになる。
そうすれば嬉しいことには変わらない。」 「・・そりゃそうだけど・・。」
少しひるみかけたところで、ここで一気にたたみかける。

「ま、そもそもの話は後々に振り返ればいい~ってことじゃない~♪」
意味不明な意見だが、無理矢理にこの話の終止符をうつ・・。
ま、このお母さんの問いかけを納得させたかどうかは定かではないが・・。


また、親父さんの見方も変えて、最初はボールを取れるだけでいい~って
始めたわけだから、今ではこんなに上達して~って見れば、
たとえ打てなくてもミスしても、「そもそも」のスタート時に比べれば
全然上手になったよな~と思えば、自然と悔しさも薄らぎ、
幾分かは怒りや悔しさも収まり、穏やかな気持ちになるかもしれない・・。


うまくいった時、そうじゃない時・・、「そもそも」な話は活用次第である。

「そもそも論、うまく使えば、ハッピーエンド~♪」  


おあとがよろしいようで・・。





Posted by UMUサン at 22:55│Comments(0)
 
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