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2019年04月25日

野球大好きの「輪」を広げよう・・。


先だって・・、練習していた時のこと・・。
ある低学年のお母さんが来て、自分にこんな質問。
「あの~バッティングを良くするためにはどうしたらいいでしょう~?」

「・・。」 質問の内容はシンプルではありますが、答えはなかなか難しい。
「あ~やって、こ~やって・・。」 なんて答えて即、打撃向上につながれば
何の苦労はない・・。
あ~やってもこ~やって・・も、上下降の紆余曲折なのだ。

しかも相手は低学年・・。入って間もないし、野球経験も浅いらしい。
バットを振れだとか、ボールに当たるには・・なんて技術面のことを述べても
理解してくれるかどうか・・?何か良いアドバイスはないものだろうか・・?

「う~ん・・。」 あれこれ悩んでいるうちに、あることが閃いた・・。

「あ、それから・・。」 質問してきたお母さんに逆質問・・。
「その子は野球は好きですか~?」 「・・へ?」 そのお母さんの目が丸くなる。
「はい。大好きです~♩」 何かこれだけは自信があるってような力強い発言。
「まあ~バッティングに限らず、まずは野球が好きじゃないと始まらないしね・・。」

「一番そこが肝心・・。バッティングが良くなりたい~って気持ちを引き出すには
やはり、野球が好きで目指す目標が生まれなければ何も生まれないってこと。
そこができればバッティングは良くなるし、野球も上手になる・・と思うけど。」

バッティングは自信がないけど、うちの子は野球は大好き~って自負している。
そのことは誰にも負けない~なんて、そう思っているそのお母さんにとって
少しでも道が開けてくれれば・・と、そう願ってしまったのである。

「・・で、お母さん自身は野球が好きですか~?」 再び質問・・。
「野球は分かりませんが、ただ自分の子が好きなので自分も好きになりました。」
「ほお~。」 これも学童野球ならではのあるある話・・。
大好きな息子がやっている野球を好きになることは必然のことなのかもしれない。

「じゃあ~大丈夫ですよ・・。その子もお母さんも野球が大好きであれば、
いずればバッティングだけじゃなく、みんな上手になっていきますよ。」
そんな自分の言葉に安心したかのような表情をみせた・・。

「たしかに、技術的なことの指導とか修正は自分らやコーチがやりますが、
まずは、それを受け入れられる姿勢がその子にあるかどうかと言うこと・・。
それがなければ、いくら伝えようとこちらが必死になっても伝わらないしね。」

続けざまに言う・・。
「そんな頑張っている自分の子らを応援してあげることも大事。
すればもっと頑張ろう~って思うだろうし。」 有難いことに頷いてくれた。
「・・だから、お母さんも野球が大好きってことは重要なことであるし、
そのことは上達していくための大きなスパイスになると思いますね~。」

バッティング向上にしろ、野球の上達にしろ、あなた方自身のことですよって
受け止められがちかもしれないが、やはり、プレーヤーは子供らだし、
子供たちが主役・・。あくまでも我らはサポート役でしかないと自覚している。

主役がグラウンドという舞台で輝くためには、主役の彼らの努力が最も必要だし、
その力を発揮できる環境づくり(ま、父兄の応援などね・・。)が大切なのだ。


野球大好きの「輪」を広げよう・・。


「いろいろとありがとうございました~。」
お礼を言われるほどのアドバイスになったかどうかは不明であるが、
ひとつにきっかけになってくれればと願ってやまない・・。

頑張る子供らも然り・・。それを温かく見守るお母さんも然り。


そんな野球大好き~の輪がもっと広がっていけるよう頑張らねば。





Posted by UMUサン at 21:25│Comments(0)
 
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