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2018年09月20日

「天気」と「行い」と「神様」の話・・。


さて、いつしかのチビッ子たちとの練習での話・・。


「監督どんなします~?」 先にあだね川公園に着いている父兄から一報。
自分の職場の方は降っていないが、グラウンド上空は雨が落ちているらしい。
「う~ん・・。もう少し待ってみたら~。」ってお願いし、子供たちを待機させる。

仕事も終え、急いで事務所の外に出ると、大雨になっているし~。
「あ~あ、これじゃ練習は無理だわ・・。」と思いつつ、先陣の父兄に連絡。
「大雨になっているんでやっぱ練習は中止にするか。」 子供たちに帰還命令。

すると、あだね川に着いた途端、厚い雲の切れ間から日差しが差し込んできた。
「あら~中止にした途端、雨が止んでるし・・。」 そう思いながら車から降りると、
ちょうど雨宿りしている一人の子が自分に近づいてきた・・。

「監督~練習日に雨なんてやっぱ日頃の『行い』が悪いんですか?」 なんて言う。
「へ?」 突然そんな事を聞くもんだから、てっきり自分の事かと思ってしまった。

「まあ、そうだな・・。お天道様も神様の一人だし、野球にも神様がいるって話だ。
やはり、日頃の『行い』を見て神様同士で相談しているかもしれないな~。」

すると、「・・でも、野球はみんなでやることだから、みんなが日頃の『行い』を
良くしないといけませんよな・・。」 お~、けっこう突っ込んできますな・・。
「そうだ・・。みんな一緒に良くしないとダメだ。」 ここぞとばかりたたみかける。

そんな話の相手は2年生・・。サンタクロースの存在をまだ信じている年頃かも。
天気の神様や野球の神様の話だって信じてくれるだろう。

すると、その子が逆にたたみかけてきた・・。
「だったら、練習試合の時、相手もいるから自分たちだけじゃいけないね。
相手チームの子供たちも日頃の『行い』が関係しているってことになるね~。」

「う~ん・・。」 たしかにそうではあるが・・。
「相手のことは目が行き届かないって現実があるしな~。」 そう答えようと思ったが、
そんな風に答えてしまったら、自分が「天気の神様」になってしまうじゃないか。

なんか、だんだん2年生との会話じゃなくなってきたような感じがしてきた(笑)。
・・う~ん。もっと良い言い方はないか思案した。

するとひらめいた・・。
「野球する時は相手が強い弱いどうのこうのじゃなく、自分たちの野球が
できるように 頑張るだろ・・。それと一緒だと思うけど。まずは自分たちのことだ。」
そう言って何とか答えを絞り出すものの、何やらジッと自分の顔を見つめている。
「・・・。」 そんな熱い(?)視線を思わず目をそらす・・。

「じゃあ~監督とかコーチとか、お父さんお母さんなんか大人たちの
日頃の『行い』も大事だね~♪」ってそんなことを言われかねない気がしてきた。
これはまずいぞ~って直感する。。

そう言われる前に、「分かったら、早く片づけして帰る準備をしなさい~。」
慌てて帰り支度を促すと、「分かりました~♪」 駆けていった・・。

・・ふう~。危なかった。

まあ~天気の善し悪しと日頃の『行い』との関係性は定かではないが、
大好きな野球が雨に邪魔されぬよう、少しでも日頃の『行い』のことを気にしてくれたら、
少しでも良い方向へなるのでは・・と願っているのである・・。


「天気」と「行い」と「神様」の話・・。


天気ばかりの話じゃないが、いろいろと日頃の「行い」が叫ばれる昨今・・。
チームに子供たちに様々な思いや考えを持って取り組んでいるとは思うが、
それが少し間違った方向にいけば、やはり多くの神様はそれを見ていて、
「これじゃあダメだ・・。」って、野球の神様に相談するかもしれない。

「我々も日頃の『行い』に気をつけねば・・。」 改めて肝に銘じる次第・・。

すると、「・・お♪」 日頃の「行い」のことを意識したせいだろうか。


何となく晴れ間が広がったような気がしてきた・・。





Posted by UMUサン at 21:40│Comments(0)
 
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