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2017年08月20日

我らの「打つ気」・・・。


さて・・。今週末の練習試合・・。大変厳しい暑さの中、本当にお疲れでした。
お手合わせいただいた翁長少年野球さん、そして船越ホワイトタイガースの皆さん。
ありがとうございました~♪


我らの「打つ気」・・・。


第12回うるま市長杯大会準々決勝戦での敗戦を受け、我らの課題が露呈。
・・その課題とは、「アウトコース」に手を出す(出せる)こと・・であった。
外(アウトコース)中心の投球内容と把握しても、なかなか「手が出せない。」のである。
結果、見逃し三振あるいは凡打の山を築いてしまうのだ・・。

「最後の球は100%アウトコースだ・・。体をぶつけるつもりで振っていけ。
もし、インコースに入ってきたら見逃しても構わない・・。それで三振したら監督のせいにしろ。」
そんな無茶(?)な指示をしても、躊躇してしまう。・・いや、まるで打つ気のないような
各バッターの無気力にも見える打席の雰囲気に、少し荒療法の必要性を感じた次第で・・。

敗戦から最初の練習日・・。バッターボックスに子供たちを集結させる。
打席にバットを持ってアウトコースに伸ばす・・。「どうだ、届くか届かないか?」 子供らに質問。
「・・届きます・・。」 子供らが質問に答える。「・・だろ。手の長さも合わせたら届くのだ。」

「・・・。」 子供たちが無言で見つめている。その子ら何名かを指名して実演させる。
「どうだ。」 自分と同じような動作をさせると、バットの芯がアウトコースの角に重なる。
「たぶん、届かない・・って思っているか?それならばバットは出にくいわな・・。」
子供たちの表情が曇る・・。届かないって思っているよ~ってな顔を見てとれる。

アウトコース打ちは、長年野球をやっていてもマスターすることは難しいのは承知の上。
しかも、その打ち方は高度な技術が必要となり、そうたやすく克服するものでもない。
・・しかし、それでも手を出せねば勝機を勝ち取ることができない・・と、
技術の話ではなく、まずは「打つ気」を醸成させようと、そう覚悟を決めたのである。

アウトコースに下からボールを投げ、ロングティーバッティング練習を繰り返す。
時にはアウトコースから大きく外したボールを放り、そのボールに食らいつかせる。
ストライクを打て~ではない・・。バットが届くところは手を出せ~ってハッパをかけるのだ。

そんな練習を繰り返し行い、「打つ気」を出来る限り高めていったのである

まあ~すぐには課題克服とはいかないが、この一週間を費やした結果に注目した。

そして、その日の練習試合・・。
翁長少年野球戦、5年生以下の試合では18対0、代表チームは6対0で勝利。
そして、船越ホワイトタイガース戦では、5年生以下が6対5、代表チームが12対3で勝利。

ま、たまたまではあるが、4試合とも良く打ってくれたとの感想である。
打てたことも安心したところではあるが、一番の効果は子供らの打席に粘りがあったこと。
また、積極的に初球からバットが出せていたことに目を細めることができたのだ。

そんな中、アウトコースに意識し、しっかりと打てたかとなると必ずしもそうではなかったが、
打つ気を醸成させていったことは、少しはその意識が強く持てているような感じはした。
「・・ま、少しは分かってくれたのかもしれないね。」 練習試合後の父兄との談議の話題。

言わんとすることは、アウトコースに対応することはもちろんだが、「打つ気」意識を高めること。
そうだ・・。ボールを打つためには、「打つ」気持ちを起動させることから始まる・・と常に思う。
手が出ない・・から、「手を出す(出してやる)。」に強く気持ちを持たせるようにしたいのである。

「今日は良く手が出ていたな・・。」 試合後のミーティングで振り返る。
子供らの真っ黒に日焼けした顔に白い歯が見えた・・ことに今日の成果を垣間見る。
「今日のことを意識してこれからも続けていこう~。」 そんな檄に大きくうなづいてくれた。

まだまだ課題克服には紆余曲折はあると思うが、良いスタートは切れたような。


我らの「打つ気」・・・。


我らの「打つ気」は、さらなる進化を遂げてくれるよう願ってやまないのだ~。





Posted by UMUサン at 22:50│Comments(0)
 
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