てぃーだブログ › サンガーズ奮闘記 › ひと夏の体験~♪

2017年07月25日

ひと夏の体験~♪


さて・・。うちのチビッ子、あかりがアメリカ・カリフォルニアへと旅立ちました・・。


ひと夏の体験~♪


沖縄県による「グローバルリーダー養成海外短期留学事業」っていうもの。
まあ~リーダーになるかどうかは別として、彼女にとっては大きな経験となる。
3週間あまり、しばしお別れなるのは寂しい限りではあるが、
この大きな経験をこれからの人生の糧として立派に成長してほしいと願うばかり。

3週間後、大きなお土産を手に帰ってくることを祈っているのである・・。


振り返れば、自分も今から約18年ほど前にヨーロッパへ視察研修に行ったことがある。
沖縄県が主催する「障害者の翼」事業で、イギリスとデンマークなど福祉先進国を視察。
しかも、真冬の時期とあって経験のない極寒と初めて訪れる国々に驚かせるばかりであった。

薄くなり始めた記憶をたどれば、福祉予算と教育予算が充実・・。個人からの負担はなしで、
ほぼ国家予算で賄っているという話・・だが、その分、税金などが高い・・。物価の高いし。
公衆トイレのトイレットペーパーは有料だし、朝食のコーヒーは無料だが、水は有料。

特にイギリスは訴訟の国らしく、何かトラブルが起きるとすぐに訴訟に発展するので、
むやみやたらに「謝るな・・。」って地元の日本人ガイドから注意勧告を受ける・・。
「・・・マジか。」 悪いことしてもいないのにすぐに「すいません。」が口癖の日本人が
この環境に順応するのに数年かかったとの話に、日本人の我々一同が口をつぐんだ。

その中でも幾多の事件も経験する・・。
飛行機を乗り換えるため、中継地点のフランスに立ち寄った際での出来事。
車いすの方と一緒に荷物室からリフトで降ろされた時、そのリフトを運転しているフランス人が
フランス語でまくしたてる・・。当然、何を言っているのか意味不明だが、
何やらパスポートの提示を要求しているような口ぶり・・。何となく雰囲気で分かった。

その時、我々のパスポートは安全のため、添乗員がまとめて保管していたので、
「持っていない・・。」 そのような口ぶりで返すと、そのフランス人運転手が激昂・・。
「何故、持っていないんだ~!」ってな口ぶり・・。そんなこと言われても・・。
「添乗員がまとめて持ってて・・。」なんてフランス語ができないんで、うまく伝わらない。

・・と言う訳で、そのまま車いすの方と自分は会議室みたいな部屋で軟禁状態・・。
添乗員が迎えに来て救出されたのは約5時間後・・。その間、飲まず食わず。
一方、その他のメンバーはわずかの間だが、ちゃっかりフランスを満喫したとのことである。


・・そして、どうにかこうにか、研修日程も最終日を迎えたイギリスでの夜・・。
明日は帰るということもあって、事務局の方とホテルを抜けだし、夜の街へ繰り出す。
向かった先のショットバーでビリヤードを楽しんでいると、イギリス人に声をかけられた。
しかも日本語で・・である。聞けば仕事で昔、日本に住んでいたとのこと。

「おお~♪」って意気投合~。夜遅くまで飲み明かして、ホテルに戻ると添乗員に大目玉。
「この辺が危険だって知っているんですか~!」 「・・・シュン。」 あ~何事もなくて良かった。

その後も帰りの飛行機が長かったことや機内のバーカウンターで他国の人たちと飲んだこと。
帰ってきた後の沖縄料理がでーじ美味しかったことなどなど・・。思い出をたくさん作れた。

わずかの間であったが、自分のこれまでになかったことがたくさん経験できた次第である。

きっと、あかりだっていろんなことを体験し、思い出をつくってくれることだと思っている。

まあ~自分はあのヨーロッパ以来、海外へは行っていない(ま、行きたいとも思わないが。)が、
あかりのことだ・・。きっとまた行きたいと言うはずである・・。
・・まさか、海外に自分の人生の拠点を置きたい・・っては思っていないはずだが。

「まさかね~。」 おかんと顔を見合わせる。いや、分からんぞ~。
意気揚々と自分らに手を振る表情を見ると、まんざら非現実だとも思えないのだ。


いずれにしても・・・。このひと夏の体験を大切に・・。さあ~頑張ってこい、あかり~♪





Posted by UMUサン at 23:20│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。