てぃーだブログ › サンガーズ奮闘記 › 「強弱」の極意・・。

2017年04月20日

「強弱」の極意・・。


・・大抵(たいてい)、ありがちのことではあるが、大きな大会のあとって気が緩みがちになる・・。
特に、今回の北部選手権大会のような上位チームには県外派遣がかかってくる大会では、
これまでの緊張感が一気にほぐれる・・。しかも、タイトル(県外派遣)を獲得したとなると、
そんな嬉しさも相まって、気の緩み方がハンパなくなってしまうのである・・。

・・と言う訳で、サンガーズA代表チームがまさにそんな状態に陥っているのである。


たしか、8年前に西都原大会(宮崎県)への派遣が決めた後の練習試合の時と同様・・。
この年の夏の大会を迎えるまで勝った記憶があまりない・・。それも大敗続きであったような。

「お前ら~、何か気が緩み過ぎだろう~が~!」って、あまりの体たらくぶりに喝が入る。
・・燃え尽き症候群・・ってまではいかないものの、今後の大会の動向を心配するほどであった。

・・で、ちょうど、今のサンガーズがそんな感じ・・というわけだ。

ま、4月29日(土)から始まる「第6回琉球セメント旗」が間近に迫っていることもあって、
大会に出場する5年生や4年生がその大会に向けて必死に練習している姿とは両極端、
練習のメインでない6年生連中は、反比例して気の緩みっぱなしの空気が充満しているのだ。

「・・・。」 ま、そんな6年生の様子を眺めながら、まったく気にしていないと言えば嘘になるが、
かといって、緩んだ気持ちに喝を入れる~ってことも、特段やっていない現状・・。
まあ~気長に静観している・・と言った方が適切なのである。

自分としては、「強弱」で言えば「弱」の部分が多く出ているのではないだろうか。


そんな中、時折ではあるが、「強弱」を強く思うことがある・・。

子供らを叱ったり、または褒めたりすることは日常茶飯事のこと。
練習後のミーティングでは厳しく伝え、野球以外の話が意外にも緩い話題が中心となる。
「グラウンドに立てば一生懸命に野球に打ちこめ。それ以外は好きなように・・。」とアドバイス。

四六時中、野球のことだけ考えるのもいけないし、子供である彼らにとっても困難なこと。
遊びたい年頃であり、勉強もしなくちゃいけないだろうし、やりたいことが山ほどなのである。

いや、それだけじゃない・・。野球をやっている中にあっても「強弱」は必要なこと。
厳しいことだけでは子供たちも大変だろうし、自分ら指導者にとっても求め続けるのも至難。
子供らにとって大好きな野球ではあるが、気の乗らない時だってあるし、緩みたい時だってある。

目指す目標に向かって走るが、全部「全力疾走」では、いつかバテテしまうのである。
これは我々も同じことが言えるのではないか・・ってことが「強弱」の極意かも・・。

例えば、自分(指導者だったり、親であったり。)たちの臨む姿が見られなかった場合、
子供らにそれを強要することが「強」とするならば、できるまで「強」を継続することになる。
それが続けば続くほど、耐えられないものとして感じるだろうし、もしかすると嫌気も出現する。
それよりか、ますます臨む姿が遠のいてしまう逆効果になってしまうかもしれない。

「気が緩んでいる。」とか「「気乗りしない。」時は、あえてあおり立てることなく自然に任せる。
そんなことがあってもいいんじゃないか・・って思うこともあるのだ。

ま、楽観的ではあるが、いつまでも緩みっぱなしや気乗りしないってこともないだろうし、
そんなことをいつまでも放置させておくこともしないだろうし、しっかりと見定めて、
タイミングを図りながら、押したり引いたりのテコ入れをすることが極意のではないか・・。

また、子供らの姿に対し、我々自身が「強」だけの気持ちを抱き続けるのも大変なことだと思う。
そんな緩い姿を目の当たりにし、怒り沸点になってしまっては体に良くないばかりか、
しまいには、自分自身嫌気を感じ、継続的かつ適切な指導ができなくなるかもしれない。


「強弱」の極意・・。


「まあ~言うこと聞かなくてもしかたがない・・。子供なんだから・・。」
あるいは「まだ小学生・・。もう少し成長すれば自覚も出てくるだろうしね。」
そのような心持ちを一つでも感じるだけで、少しは張り詰めた気持ちが軽くなるような・・。
そんなことはないでしょうかね~?


・・そんな心持ちが多少のことを受け入れられるスペースを心の中に生み出してくれる。
すれば、子供たちの今の姿だけにとらわれず、これから先の姿まで見通せるような・・。


「強弱」の極意は、実は我々自身にとって最も必要とすることではないか・・。





Posted by UMUサン at 23:45│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。