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2017年04月18日

「捨てる力」の意味・・。


・・以前、たぶん2、3年前のことだと思うが、こんな本に共感を覚えた・・ことを思い出した。

「捨てる力」の意味・・。


その本のタイトルは、「捨てる力」・・と書いてある。

「うん?『捨てる力』・・・か~?」 手に取って見た。将棋棋士、羽生善治の本だ・・。
史上初の7冠独占。生涯獲得タイトル数歴代1位の押しも押される稀代の名棋士である。

その本の表紙には、「忘れることは次に進むための大事な境地」って書いてある。
「ほ~。次に進むためには『捨てることも大事』だってことか・・。」 何となく面白そうである。

手に取り、パラパラと中味をめくってみる。
内容は、羽生棋士が語った言葉が紹介されていて、その言葉の意味が解説されている。
・・なんか、羽生善治棋士の名言集みたいなもんだ。

羽生善治棋士が語ったいろんな言葉が、何か引かれたものがあったかもしれないし、
何かしら野球の指導に携わる者としての相通じるものを感じたことも確かだったのである・・。


そんな言葉を少し本から抜粋して紹介してみる。

「新しい戦型は、実践で試して一度負けないとマスターできない。」
う~ん、負けることから学ぶってことか・・?

・・そして次の言葉が一番心に突き刺さったって言うか、考えさせられたものだ。

「温存しておこうとか、或いはあとで使おうというのは、本当はダメで、
今持っている力は早く使い切ったほうがいい・・・。」 そんな言葉・・。

で、解説にこのようなことが語られていた。
「最後に力を残しておこうとしても、使う前に終わっちゃうことが多いんですよ~。」 らしい。
・・う~ん。。まさしく、的を射ているというか、見透かされているというか・・。う~ん。

そんな皆さんも大なり小なり、このような経験はおありではないだろうか・・。

たとえば、大会などでダブルヘッダーの日程を迎えた時、勝った時の次の試合を想定して、
目の前の必ず勝たねばならない試合に、戦力を温存したせいで敗れてしまったってことを・・。

そうなんだよね~。次の試合も大切ですが、目の前の試合をしっかりと戦って勝たないと
次には進めないんですよね~・・。まさにこの言葉が心に突き刺さった。

ま、ダブルヘッダーに限らず、ポジショニングや打順など、先発ピッチャーの起用など
ベストな状態に反して組み替えして、幾度となく痛い目にあったことがある・・。

自分としてはそう油断しているってことは意識していないものの、行動がそうなっていたり、
雰囲気も何かしらそんな感じが支配していたりして、結果、取り返しのつかないことになる。

・・そういうことはやはり、無意識であっても油断しているってことになるだろうね。


多くの選択肢の中から、一つの選択を決定した時、他の選択肢は「捨てた」ことになる。
その「捨てた」ってことの行為は後悔ではなく、それは選択ミスであっても進化するための過程、
・・つまり、失敗して得た経験をこれからに活かしていけるかどうか・・が大切なことではないか。


今、持てる力を使い切ること・・。持てる力を全て発揮すること・・。
それが「捨てる力」ってことの意味ではないか・・って自分なりに解釈しているのであるが。


いや~、目からうろこ・・。機会があればぜひ一読を・・。





Posted by UMUサン at 20:20│Comments(0)
 
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