サンガーズ奮闘記

いつものことながら、日々の練習や練習試合などなど。
多くの父兄が駆けつけてくれて・・。その風景を眺めながら感謝する次第で。

特に今年の実行したいことのひとつに、「遠征試合」を多くしようとの方針を掲げる。
まあ～地元で「あだね川公園」をホームとして使用させてもらっていることもあって、
どうしても以前みたいに「遠征試合」が少なくなっていることも確か・・。

合わせて、地元で練習試合を行った方が父兄の負担も少ないのかな～って
考えているので、ここ数年の練習試合はホーム開催が多いってことである。

・・が、やはり慣れている球場で行うことは有利性であると同時に、
そのせいもあってか、緊張感もなく試合をやっていることが、少し気がかりなのである。

と言う訳で、父兄の皆さんにはご苦労をかけているのだが、
いろんな場所や地域で練習試合をすることによってほどよい緊張感と刺激を求め、
「武者修行」（？）的に「遠征試合」をやっている訳なのである・・。

・・本当にご負担をおかけして申し訳ない～。


そんな中、昔のことを思い出したので少しご紹介したい・・。

あの当時、ホームグラウンドがなかった時代、練習試合と言えばいつも「遠征」であった。
子どもたちの試合前のアップを見ながら・・・、「あれ～、今日、しゅんが来てないな～。」
しゅんとは、あの当時の主力中の主力、そしてピッチャーでもあった。

しゅんは新５年生ながらも期待している左の投手。。
実戦経験はないにしろ、楽しみにしている選手の一人です・・。

今日の練習試合で是非試したいと思っていただけに、
来れないのは残念だな～って思いながらも、「いつも絶対来ているのに～。」
と思って、とりあえず、しゅん母に電話・・・。

しばらくして、返信の電話が・・・、
（自）「今日は用事かなにかありましたかな？」
（母）「いや～、今日は遠くて連れて行けなかった～。」との返事が。。
続けて言うには、（母）「もう～、大泣きしているさ～。ははは・・。」

「・・・。」もう～、ひとこと言えば一緒に連れて行くのに～。

「あと、１試合あるんだけど・・。これから連れて来れるの～？。」
「今日は遠いから休みますね～。明日は近いから大丈夫です・・。では～。」と、
あっさりとお断りされてしまいました・・。

「・・・。」　ま、あの当時、遠征試合はいつものことではあったが、
父兄の負担を強いているなあ～ってつくづく思い知らされたわけでして。

・・・で、翌日の日曜日。。
さて、今日こそは投げさせてみようと、子どもたちのランニング風景をみると・・、
あら～、今日も来ていない・・。

早速、しゅん母に電話。「しゅん、今日は～？」
「すいません。もうすぐ着きます～。」との返事に、ひと安心。

「しゅん母～、ひとこと言えば一緒に連れていくのに～。」って話したところ、
実は、それ以外に昨日野球に連れて行かなかった理由を話してくれました。

最近、しゅん君、野球にのめり過ぎて、家でのことが疎かになっているとのこと。
明けても暮れても野球・野球・野球のオンパレード・・・。
家に帰ると、真っ先に玄関先でジャージに着替え、２時間も練習しているみたいな。。

野球を一生懸命になるのはいいけど、ちゃんとやるべきことはやってほしい。
それができていないのに野球ばかりは良くない・・・てな内容でした。

その一つの戒めとして、昨日の「野球禁止令」だったということである。。


「ほう～・・。」　思わず感心しきり。
てっきり、遠方での練習試合は大変だ～ってことで休んだと思っていただけに
ただ、単純に勘違いしていた自分は反省しなければと・・マジに申し訳なく思った。

以前に、しゅんがＡチームになった頃、
「うちの息子、3人とも監督にお世話になりますね～。」としゅん母に言われた。

長男からの付き合いになりますが、こんなシビアな雰囲気があったとは・・。

しゅん母と話し込んでいる中、しゅんがキャッチボールしている姿を見ていると
嬉しそうにビシビシ投げ込んでいる・・。ほんと、野球ができることを嬉しそうに・・。

公約通り　この試合、しゅんが先発。。ものの見事に完投勝利を収めた・・・。
この勝利は彼にとって大きな自信になるだろうし、母の手柄でもあったのだ。





今シーズン、遠征が多くなる中、父兄の負担もしかり、子供たちの姿勢もしかり、
遠征場所が遠い近いの問題だけじゃなく、心底、子供たちが野球に打ち込めるよう
親身になって見守ってくれていることに、本当に頭が下がる思いであります。

そんな父兄の情熱を子供たちは感じ、さらなる精進を積み重ねることで成長を遂げ、
立派になった姿をみせることが、全面的なバックアップをいただいている父兄の願いに
応えることになると身の引き締まる思いである・・。

合わせて、以前にしゅん母が見せてくれた「指導の本分」も肝に銘じていきたいのである・・。


数々のご負担同様、「指導の本分」にもご協力のほど、よろしくお願いします～♪