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2017年01月10日

脅威の痕跡・・。


さて、新生サンガーズがスタートして2ヶ月あまり・・。

A代表チーム、チビッ子軍団と徐々にチームのカラーが固まりつつある中、
「脅威の7番バッター」が誕生しそうな嬉しい予感がしてならないのである。


脅威の痕跡・・。

脅威の痕跡・・。


その名も、大城章平(5年)なのである~♪
・・昨年の流行語で言えば、まさに「神っている。」のだ。

そんな脅威の7番バッターの伝説は、新チームスタート時から始まった。

昨年末に行われた「名護市学童野球新人育成大会」や「第7回今帰仁城址杯」において
打率が7割強、そのうち長打率も5割に届こうかという驚愕の打棒を見せつけている・・。

去った新人育成大会の第1位グループトーナメント準々決勝の羽地ファイターズ戦。
その日は「第126回冬季県大会」の監督・抽選会と重なり、指揮することはできなかったが、
準備の合間に応援に行くと、ランニングホームランを含む猛打賞の大当たりだったという報告。

「章平~、まぐれにしても打ちすぎじゃないか~♪」 冗談を言うと、
「えへへへ・・。」 少しはにかみながら照れ笑い・・。その時は本人自身も驚きの表情である。
しかし、その「まぐれ」と冗談めいた言葉は、やがて現実のものとなって開花したのである。

続く準決勝の数久田少年野球戦でもランニングホームランや長打を連発し、勝利に貢献。
翌日の決勝戦、沖縄ガールズ戦でも先制の2塁打を放つなど、優勝の立役者となったのである。

「監督~、これはもう『まぐれ』ではないかもしれないですぞ~。」って父兄やコーチが囁く・・。
「・・・そうだな~。」 まだ疑心暗鬼を拭いきれない気持ちと現実に起きている脅威の打棒を
垣間見ている狭間で、本物であってほしいとの期待感が次第に強くなっていったのである。

・・そんな予感は練習時から片鱗を伺わせていた・・。

新チームになって、毎回の練習時に行っている200本スイング。
本数を重ねるごとに腕が疲れ、上半身だけのスイングになっている子が多数いる中、
彼のスイングはその衰えを見せない・・。しかも、下半身もしっかりと連動した全力スイング。
大地に降ろした両足の下では、芝生が強く剥がれているのがその証拠となっている。

スイング練習を見守る中、「ブン」という力強いスイング音が心地よくうなりをあげている。
ま、元々から打力には定評があったが、ボール打ちが目立ち、その実力は発揮されずにいた。
そういうこともあってか、昨シーズンは出場機会が少なく、控えに甘んじる場面が多かった。

そんなスイング練習をメニューとして取り入れて間もなく、練習後のミーティングで、
「お前ら、章平のスイングを見てみろ・・。体全体を使った全力のスイングだ・・。」
彼の全力スイングで強く剥がれた芝生の痕跡を指し示した。

そんな彼の快進撃はとどまることをしらない・・。
「第7回今帰仁城址杯」の初戦、準々決勝戦でも毎試合にランニングホームランを記録し、
迎えた準決勝戦の大浜ベアーズ戦では、惜しくも10対8の乱打戦で打ち負けたものの、
一時は同点、逆転につながるランニングホームランや長打など、圧倒的な打力を見せつけた。

そんな驚愕の光景を見ながら応援に来ていた章平の両親や祖父母に対し、
「まさか、2月の春季大会前に『』打ち止め」ってならないだろうね~♪」って
嬉しい悲鳴にも似た自分の冗談に、お互いに自然と笑みがこぼれる・・。

昨日の今年最初の練習試合のティダキッズファイターズと真喜屋ファイターズ戦でも、
昨年末からの好調さと勢いそのままで、ヒットとランニングホームランを量産し、勝利に導いた。


「主軸に抜擢したら?」との意見もあるが、そのことに関しては少し否定的な見解。
というよりも、今の立ち位置(7番)だからこそ、その力を発揮しているってこともあるだろうし、
変にいじくり回してリズムを崩したり、上位打線、主軸にかかるプレッシャーが影響して
その好調さを落としたりはしないか・・と、そのことの失敗(不安)が方が大きいのである・・。

まあ~、当分はその脅威は7番バッターで存分に発揮してもらいたいのだ。


ずっとこの調子が続くことを願ってはいるが、勝負の世界はそんなに甘くない。
いつかは大きな壁にぶち当たる時も来るだろう・・。その時、どう乗り越えるか?
彼の真の実力、真価が問われてくるのだ・・。


脅威の痕跡・・。


・・この脅威的な好調さを物語るスイング練習時の芝生の痕跡が続く限り、
どんな大きな壁も乗り越えられると信じてやまないのではあるが・・。


いやはや何とも・・。来シーズンの本格的な開幕が待ち遠しくて仕方がないね~♪





Posted by UMUサン at 21:45│Comments(0)
 
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