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2016年09月15日
いつしかの風景・・。
月日の移り変わりは早いもんで、もう~9月の半ば・・。
残すところ、今年も3カ月を切りました~。
とは言え、今年の終わりを語るには、まだまだ季節は夏の余韻が残っていますが、
なんとなく日暮れが早くなっている感がします・・。
さて、この前チビッ子軍団たちの練習を終えたあと・・。
部活を終えて、それぞれの父兄が迎えに来る6時30分過ぎには、
すっかり薄暗くなりつつある・・。
「あ~、いつの間にか夕暮れが早くなったな~。」
子供たちがすべて帰り終わるまで、グラウンドに残り、煙草をふかす・・。
すると・・、
「きゃっきゃきゃっきゃ~♪」 ん?あら・・、小さな子供のような声が聞こえてくる。
振り返ると、父親が小さな男の子にボールを投げてキャッチボールをしているではないか。
たぶん、部活の終わりを見計らってか、外野の芝生の一角で野球の練習(?)だろうか、
お父さんが自分の子供に一生懸命に野球を教えている微笑ましい光景が映った・・。
「おお~♪」 思わず見入ってしまった・・。 ほんと、楽しそうである~♪
お父さんが子供に向かってアンダートス。小さなグローブに収まらない。
たぶん、当たって痛くないような軟らかめの少し大きめなボールである・・。
当然、うまく捕球できないも手を叩いて笑っている。嬉しそうな表情をしている。
「あはは・・。」 捕っても捕れなくてもいいのだ。一緒にやっているのが楽しいのだ。
「そうだよね・・。」 自分らも最初の頃はそうだったよな~。
上手くできなくても・・、失敗しても・・、笑って許す。
自分の好きな野球を子供にも好きになってもらおうと必死に笑顔を振りまく・・。
それがいつしか上手くできないと怒る、失敗すると怒鳴る。
なぜかしら、いつしかそうなってしまう・・。
たしかに遊びの部分から進化して、求めるものが高くなるから、
そうなるんだろう・・けど、上手くなればなるほど、最初の気持ちは薄らいでしまっているかも。
楽しいことは、上手くなった時だけ。
楽しいのは、成功した時だけ。
そして楽しくなるのは、勝利を手にした時だけ・・。
・・あら?そうでしたっけ~?
自分たちが子供に野球を教え始めた時、また一緒にやり始めはそうだったけ~?
いや・・、今、目の前で楽しいそうに野球をやっている親子のようだったと思う。
それがいつしか・・忘れかけようとしている。
たしかに子供が成長し、野球への濃度が高くなってくると、時には厳しさも必要。
ただ、一緒にできる楽しさや嬉しさは置き去りにしてほしくないな~と、改めて考える。
そうすれば、多少の上手くいかなかったことや失敗したことはなんでもなくなる。
上手くいくこともあるだろうし、成功することだってたくさんあるし~。
・・しかし失敗し、悔しがり、涙することの方が数倍あるのけどね・・。
楽しいことや悔しいこと、みんな引っくるめて、子供たちと共に歩んでいる。
まさに紆余曲折で一喜一憂。上り下りのアップダウンロードなのだ・・。
そんなこと妄想していると、いつの間にか野球の練習(?)を終えて、
手洗い場で子供の足を洗っている。お父さんが足の裏を洗っているんで、
こそばいのか、男の子が大きな声で笑っている~・・。あ~、ほんと楽しそうだ。
思わず、自分も笑ってしまった~。
・・なんか、無性に昔の写真を見たくなってしまった・・。
Posted by UMUサン at 21:30│Comments(0)