サンガーズ奮闘記

本日、「平成２８年度九州ブロック地域福祉研究会議（宮崎大会）」に向け、出発する・・。

しかし、台風１３号が沖縄本島に接近中であり、無事に出発できるかどうかが微妙な状況。
今年、台風の襲来が例年になく少ないことが話題になっている中、この日に限って来る～？
もしかしたら中止～？ってこともあり得る・・。このタイミングの悪さを感じている次第なのだ・・。

さて、この研究会議は２年に１回の割合で開催され、九州各県の持ち回開催となっている。
一昨年は沖縄県那覇市で開催し、九州各県より約１０００名余りの参加者をお招きした。
今年は、宮崎県宮崎市での開催となり、県内より約１５名の社協関係者が参加する予定である。


「新たな地域の接点との照合」・・。これからのまちづくりがテーマとなっている。

ご承知のとおり、近年地域では少子高齢化の進行や家族機能の変化、急速な人口減少社会、
社会的・経済的格差などにより、生活困窮や子供の貧困、地域での孤立・孤独を始めとする
新たな生活・福祉課題が噴出しているのだ・・。

そんな新たな生活・福祉課題に直面する中、生活困窮者自立支援制度など各種福祉制度が
整備はされているが、解決を図っていくには、何よりも地域の力も必要となるのは必須であり、
いかに地域の力をミックス（融合）していくかに大きな命題がかかっているのだ・・。

現に、我々も普段の業務の中で様々な生活・福祉課題に直面しており、
日々その対応に、四苦八苦の右往左往・・。時には七転八倒を余儀なくされているのだ

そんな時、制度よりも仕組みよりも大きな力を発揮するのが地域の力・・ということなのだ。


我々の支援の基本に、「地域の課題・問題は地域で解決する・・。」ということがある。

４月１４日に発生した「熊本大地震」の災害支援派遣に行った職員の報告会での話。
全国各地から駆けつけたボランティアや復興支援に集まった支援者の中、
一人黙々と頑張っていた地元のおばあちゃんに支援者の一人が声をかけた・・。
「自分たちがお手伝いしますので休んで下さい・・。」と。
すると、瓦礫を片づける手を休めることなく、こう優しく返答したとのこと。
「自分ら地元が頑張らないと本当の立ち上がり（復興）にはならない・・。」

そんな言葉に、「地域の課題・問題は地域で解決する。」との意味を強く痛感した。





「地域の課題・問題は地域で解決する。」ということを、やはり基本としなければならない。
そのことは、地域だけに任せればいいとか、我々専門職が主導するとかのことではない。
目の前の課題・問題を自分たち（地域）のこととして捉え、協働していくことが必要なのである・・。


我々は福祉を生業（なりわい）としているところではあるが、その力は微々たるものである。
地域の方々を始めとするいろんな方々の力を結集してこそ大きな力となるのだ。
我々の微々たる力を大きな力へ変換するため、鋭意努力を惜しまない所存である・・。

少し、難しい話になって申し訳ない・・けど、たまにはいいですよね。


・・・それでは、しっかりと勉強してきます～♪