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2016年02月09日

デンバーが勝った理由・・。


・・以前にも紹介していることだが、「アメリカンフットボール」の熱狂的なファンの一人。。

ルールを知れば知るほどアメフトの奥深さを知り、非常に緻密なスポーツであることに驚く。
ひとつの試合で採用される戦術やフォーメーションは何十もの種類があり、全てのプレーは
戦術でしっかり管理されているのである。

例えば、攻撃側の攻撃が始まると、攻撃陣の司令塔であるクォーターバック(QB)に
ボールが渡り、ランニングバック(RB)と呼ばれるラン専門のプレイヤーにボールを渡すか、
ワイドレシーバー(WR)、タイトエンド(TE)と呼ばれるレシーブ専門のプレイヤーにボールを
投げてTD(タッチダウン)を目指す・・。

もちろんプレイヤーの臨機応変は重要である。
キャッチの上手さや守備陣の体当たりにも負けない力強いランなど、プレイヤー自身の
「個の力、個の能力」も重要となるのだが、全ては状況に合わせて戦術を選ぶQBの
判断能力とその戦術を忠実に展開する組織力が最も問われるスポーツなのである。

・・・単に体のデカイ屈強な男たちが力任せに走るスポーツではない。
そこには緻密な戦術があり、全ての選手の動きが入念に計算されたスポーツなのである。

屈強な男たちが一つのボールを追い、一つのボールを守る・・
その根本は「一つのボールをただ前に運ぶ。」 ・・・ただそれだけ。

しかし、「一つのボールをただ前に運ぶため」ではあるが、ボールを持つ一人のプレーヤーの
進路を確保するため、残りの選手は全力で守備陣の邪魔をする。
一人のプレーヤーを生かすため、残りの選手は犠牲を払うことに徹底するのである。

まあ~、屈強な大男たちが邪魔したり、その邪魔をかわそうと逃げたりする姿は
迫力がある中にあって。少し「鬼ごっこ」っぽくて見えて、何かしら可愛さも感じるのである。


デンバーが勝った理由・・。


そんなわけで、アメフトの最大のイベント、プロフットボールの年間王者を決める
第50回スーパーボウルが2月7日、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで
行われ、アメリカン・カンファレンス(AFC)を制したデンバー・ブロンコス(西地区1位)が、
ナショナル・カンファレンス(NFC)王者のカロライナ・パンサーズ(南地区1位)を
24―10で下し、17季ぶり3度目の優勝を果たした。

試合はブロンコスが第1クオーター(Q)に、フィールドゴール(FG)を決めて3点を先取。
前半は13―7とリードして終了した。後半は第3QにFGを決めてリードを広げると、
第4Qには、インターセプトからダメ押しとなるTDランを奪い、勝利を決定づけたのである。


戦前の予想で、驚異的なオフェンスを誇るカロライナ・パンサーズが有利とされていたが、
デンバー・ブロンコス守備陣の気迫あふれるパス・ラッシュを最後までかわせず完敗。・・。
今年のシーズンMVPに選出されたカロライナ・パンサーズのQBニュートンは、
相手ディフェンスからの猛攻に遭い、7度のサックを浴びてフィールドに沈んだのである。

・・つまり、ディフェンスがオフェンスを圧倒した結果となったのである。


無理矢理野球にこじつけて申し訳ないが、やはり守備は重要と改めて痛感。
一人ひとりの役割やポジショニングを含め、綿密なディフェンスはオフェンスさえ凌駕する。
まさに今年のスーパーボウルは、このことを実証してくれたのではないだろうか・・。


テレビ中継終了間際、解説の河口正史氏(桜美林大学)の言葉が印象的。
「アメフトはオフェンスがチケットを売り、ディフェンスが優勝をもたらす。」と・・。
オフェンスは調子に波があるが、ディフェンスは比較的安定しているということであろう。

「なるほど・・。」 なお一層、野球にこじつけたくなるではないか・・。


いずれにしても、今年のスーパーボウルも十分に堪能できたことは言うまでもない~♪




Posted by UMUサン at 21:30│Comments(2)
この記事へのコメント
お早うございます。

ディフェンスの重要性を説いたアメフトの紹介、大変参考になりました。有難うございます。

野球も一緒ですね。

野球は確率のゲーム。確率の高い攻撃や守備を行うチームが勝っていくのかも知れません。

理想は攻撃的な守備力を鍛えることでしょうか?

さて、学童春季大会が始まりますね。

学童野球のファンになった一人として、陰ながら応援したいです(正体もバラしてしまいましたが…)

UMUさん、お体ご自愛され、これからも素晴らしいブログ内容をお願いします。
Posted by オジー・スミス at 2016年02月10日 09:37
** オジー・スミスさん こんにちわ。**

アメフトは豪快なプレーの裏には、緻密な計算や作戦が凝縮されている。
そのへんのギャップが一つの醍醐味ですね。

アメフトも野球もしかりですが、作戦を施す場合、
攻撃よりも守備の方が確率が高い。
ならば、確率の高い方の作戦を選択するとなれば、
必然的に守備に重きを置く・・ってことになるでしょうな。

点を取るよりも、「点を与えない。」野球。
そんな野球を目指して、春の王者を目指したいですね~♪

これからも学童野球の一人の指導者として
関わってくれることを願っています・・。
Posted by UMUサンUMUサン at 2016年02月16日 11:39
 
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