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2016年01月27日

腹が空けば・・。


ちょうど今、新たなシーズンのスタートであり、新チームが始動開始となる時期。
・・当然、新チームの顔ぶれは変わるが、コーチングスタッフも変わると言うことになる。

現在、今シーズンに向けての登録事務を進めているところではあるが、
新チームの新メンバー同様、指揮官の交代も多々報告されている・・。

その中でも、自分と共に10年以上の学童野球に携わってきた方もいた・・。

「え?今度変わるの?」と自分の中でも驚きを隠せない返事が口をついたりする。
「・・そうなんです。いろいろとお世話になりました。」 にこやかに話す姿が印象的で、
何となく一抹の寂寥感に苛(さいな)まれる・・。

チームのいろんな事情によってであり、交代することに特段の異論はないけれでも、
長年、雌雄を分けてきた同志に対しては、敵味方関係なく、何故か残念な気持ちが湧く。


・・・練習試合だけじゃない。
時には、お互いの保護者を誘い合って飲み会したり、情報交換をしたり、
子供たち同士の交流会で焼き肉会を催したりと、自分のチーム内だけにとどまらず、
相手チームのことも気遣いながら活動したりってことが多々ある・・。

学童野球を楽しむ者同士、その意義について共感することもあり、
時間を忘れ、野球談義を語ったこともしばしば・・。真の野球バカを認知し合った。


まあ~新しく就任した監督さんとの交流は、これから積み重ねていくことになるが、
やはり、幾年にもわたり紡(つむ)いできた関係を語るには、短い時間じゃ物足りない。

「・・で、これからはどうするの~?」 なんて、次の就職先を心配するかのごとく聞くと、
「いや~のんびり自分のチームでも応援しますよ~♪」 安堵感が漂う表情を浮かべる。
「・・・。」 これまで毎日、野球に明け暮れた日々をどう過ごすんだろう~なんて、
いらぬ心配が頭をよぎってしょうがない・・。


腹が空けば・・。


以前、30年余り監督を続けた敬愛する大ベテラン監督さんが勇退する時、
その理由を問いただしたら、
「もう~お腹が一杯になるぐらい満足した・・。」と話してくれたのを思い出した。

学童野球を通じ、子供たちの育成に努め、多くの立派な選手を輩出した。
その当時の子供らが親となり、また自分の子を託す・・。こんな夢のような話を実現する。
「そりゃ~、お腹が一杯になるわな・・。」って笑って答えた。

・・しかし、このようになるためには、あとどれくらいの年月を過ごせねばならぬのだ。

いや、年月の話ばかりじゃない。
今でさえ、子供らの育成にしたって紆余曲折の道を歩んでいる途中なのだ。
そう思うと、「お腹が一杯になる・。」ことは、まだまだ先のことで、一層気が遠くなる感じ。


去りゆく盟友に、「もう、お腹一杯か~?」 聞こうとしたがやめた。
その満腹度は違えど、きっとそうであるはずなのだから。

「たまには、大会などの手伝いに来いよ~。」との言葉に軽く会釈で応える・・。


ほんとに長い間、お疲れさん。・・で、腹が空けば、また戻って来てくればいいし・・。





Posted by UMUサン at 22:15│Comments(0)
 
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