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2015年11月19日

小さな起爆剤・・。


我らチビッ子軍団・・。4年生が12名いるという厚い選手層の中にあって、
今のところ、レギュラーポジションの一角を陣取る2人の3年生・・。

セカンドの竜(3年)とセンターの斗夢(3年)・・。
背番号は12番と15番ではあるが、なめてかかると痛い目にあうかも・・である。


小さな起爆剤・・。

小さな起爆剤・・。

小さな起爆剤・・。

小さな起爆剤・・。


セカンド竜にいたっては、小さいながらもバッティングや守備力は4年生にも劣らない
非凡な才能を持ち合わせ、チームにとっても貴重な存在感を醸し出している。
特に、バントの精度についてはそのセンスを感じさせ、一つの大きな戦力となる・・。

チームスタート時から頭角を現し、使っていくことで益々実力を発揮させている。
守備での野球感のするどいポジショニング、それに徹底したカバーリングは目を見張る。
また、速い打球に対しても、当たり負けしない強い気持ちが一番の魅力である・・。


いつの日だったか・・、守備練習にたっぷりと時間をかけ、ノックをしていた。
バットを持つ自分もへばったし、受けている子供たちもへばっている・・。
そんな練習があった翌日、竜の親父が自分にこう告げた。
「いや~、昨日のノックで久し振りに汗をかいた~♪」とにこやかに話していたという。

「おお~、言うね~♪」 その竜の言葉が自分のノック魂に火をつけた。
「おら~、どんどん行くぞ~!」 「なんだ、そのへなちょこな返球は~?」
この日の練習も猛~ノック・・。受けている子供たちは{???」状態・・。
「監督、なんで燃えているば~?」なんて思っていたかもしれない。


そんな竜に負けず劣らずのファイティングスピリッツがセンター斗夢である・・。
体は細いが、走力や守備力は先輩たちに負けてはいない。
それと積極果敢なスライディングは、チームを鼓舞し上昇ムードに乗せてしまうのだ。

しかし、チームスタート時は気分がローテンション・・。
というのも、学校生活の不徹底さから親父の逆鱗に触れ、部停状態。
その当時、練習に行くと一人ポツンとベンチに座っている。
「あら、なんでか~?」と問いただすと、部停の話・・。「そりゃ~お前が悪いな・・。」

練習中、寂しそうにグラウンドを見つめている姿に居ても立ってもいられず、
「ま、キャッチボールぐらいはやるか。誰かのグローブでも借りてこい。」と誘うと、
「あ、持っています・・。」 バックから自分のグローブを取り出す。
なんだお前、部停かかっているのにグローブは持っているのか~と苦笑い。
・・ほんと、野球大好きの斗夢の一面を垣間見るシーン。

ベンチ前でキャッチボールで対峙しながら一言・・。
「お前、これからは学校のこともしっかりやれよ。」と念押しすると、ゆっくりとうなずく。

・・どうにか部停を解除してあげたいと言うことで、親父に頼み込んだ・・。
「監督がそこまで言うなら・・。」と許可を得る。晴れて無罪放免・・とまではいかないが、
野球に勉強に学校生活に、しっかりやりきれば彼自身の更なる成長へとつながるだろう。

それからと言うもの、本来の野球大好きの本性が大爆発。
時には、走塁が暴走気味なことも多々あるが、それも彼の積極プレーの証である。


・・こんな2人の3年生は、チームにとっても小さな起爆剤・・。
4年生の交じっての立ち位置に、チームの中においても大きな役割を担う。
それは上級生でも承知していること。

自分も3年生だからといって容赦はしない。もしかしたら4年生より強く叱咤激励している。
それでも挫(くじ)けやしない。そればかりかもっと高い要求を望んでくる。
それが彼らが先輩たちに交じって出場できている所以であるかもしれないのだ・・。


彼らが4年生に遠慮なく、十分に持ち味を発揮し、グラウンドを縦横無尽に駆け回われば、
なお一層、チームとしても心強いものになるに違いない。


・・・そんな小さな起爆剤に、これからも大きな期待を寄せていきたい~♪





Posted by UMUサン at 22:15│Comments(0)
 
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