てぃーだブログ › サンガーズ奮闘記 › ・・耳に入らない話。

2015年07月02日

・・耳に入らない話。


さて、仕事の立場上、今年から名護市シルバー人材センターの監査員に就任・・。
それで、月1回の定例役員会に出席することになった訳でして・・。

先だって、名護市シルバー人材センター第1回目の定例役員会に出席・・。


会議の開始時間まで少し時間があったんで、下を向き、スマホをいじっていると
「ん??」 何やら視線を感じたんで顔を上げた・・。
すると、会議用テーブルの向こう側に座っている初老のご婦人と目が合った。


う~ん・・。目が合ったっていうか、こちらをずっと凝視しているような。
見れば、仕事関係(行政)の大先輩・・。今はシルバー人材センターの理事をなさっている。
「あ、お久し振りです~♪」なんて言葉は発しないが、その意味を込めて軽く会釈。

すると唐突に、「局長は、なんであんなに日焼けしているの~?」と質問・・。
「へ・・?」なんて表情をして、「いや、休日はいつも外にいるので。」と答えた。
「あら、ハルー(畑仕事)でもやっていらっしゃるのかしら~?」って聞き返す・・。

市役所を定年されて十数年・・。現役当時と変わらない華やかな身だしなみと、
丁寧な口調は、後期高齢者に届きそうな年齢になっても健在であるとお見受けした・・。

「ははは・・。いやいや、ハルーではなくて、子供たちと野球をやっています。」と丁寧に返答。
その大先輩には足元にも及ばないが、出来る限り丁重に答えた・・。

「なるほど。それでこんなに真っ黒くなって・・。でも頑張っていますね~♪」との言葉に恐縮。
その間、目の前に出されているお茶を上品に口をつけている。

「・・でも、あんまり黒くなるとお肌に悪いと聞きますから・・。」言葉を続ける。
「・・・。」 まあ~自分のお肌(?)の心配までしてくれるなんて~って、ありがたいところだが、
日焼けやお肌の心配などをしてたら野球なんてできないし・・と当然、口にはしないが、
「・・はい。ありがとうございます~。」と苦笑した表情を見せるのが精一杯である。


ひとまず、これにて会話は終了と思って、スマホに手をかけ始めたら、
「ところで、日焼け対策などはやっているの~?」と続けてきた。
まだ話は続くんか~い~って右手を挙げて突っ込みしたくなった。
野球をしていることよりも、よほど日焼けしていることに興味があるらしい・・。

「いや、特に何も・・。」 日焼け対策している野球の指導者がいたら教えてほしいくらいである。
「あらあら、シミになったりして大変らしいから。」 一杯お茶を口に運んでいる。
「はあ~・・。」 今のところ、シミの心配よりも子供たちの野球の上達の方が気になる・・。

「・・でも、日焼けしてきたってことは、夏本番の『証(あかし)』ですから。」 キッパリ。
少し反論っぽく答えた・・。そうでもしないと日焼けのことでいじり倒されてしまう。

ま、少し困ったような表情を見せたら、話は終わるだろうと思いきや、・・甘かった。
「私の場合は日焼けが一番大敵・・。いつも外に出るときは大きな帽子と・・。」 話はさらに加速。
「あ~・・、大先輩はこんな感じだったな~。」 話を聞きながら昔の記憶が蘇ってきた。

・・真剣、話の途中から、自分の耳に会話が入らなくなってきた。
もう~早く会議が始まらないかな~って、マジに思った次第で・・。


・・耳に入らない話。


現役当時と変わらない華やかな身だしなみと丁寧な口調・・もそうだが、
迷いなく歯に衣着せぬスタイルは、まだまだ健在で衰えることのない切れ味抜群である・・。

月1回の定例役員会での同じメンバー。またまた顔を合わせることになる。
これは、何らかの対策を講じないと・・。


・・そんなことを考えると、本日の役員会の議題も耳に入らなくなっていた。




Posted by UMUサン at 20:30│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。