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2015年06月02日

ざわつく日・・。



・・今日の練習は何となく「ざわついていた・」って感じ・・。

先週の土曜日に練習試合後、久し振りにチビッ子らと顔を合わせた。
しかし、何となくざわついている・・っていうか、落ち着かないっていうか、
あだね川に着くなり、普段とは違う「空気」を感じた。

「・・久し振りだからか~?」なんて思ったりもしたが、そんなに久し振りでもないだろう・・。
「気のせいか・・。」って納得しようとしたが、やっぱおかしい・・。

しばらくはベンチに座ってシートノックを眺めていたが、あまりにもしっくり来ていない。
ポロポロは多いし、送球ミスも多数・・。しかし、何となく元気はある。
いやに張り切っている奴もいれば、集中力がイマイチの奴もいる・・。

もう~、ベンチで見ていられず、ノックバットを手にして猛ノックに切り替えた。
「おら~!しっかり気合い出さんか~い!」なんてハッパかけながら鋭い打球を打ち込んだ。
しばらくすると、集中力と気合いがいつものように戻り、しっくりしてきた。

「・・何だったんだ、さっきまでの『空気』は・・?」と、ノックを終えてベンチで汗を拭いていると、
「監督~・・。」と2、3人の子供たちが駆け寄ってきた・・。
「なんだ~、早くダウンせーよって言ったのに・・。」汗を拭きながら振り返ると、
声をかけてきた子供らの後ろから女の子が2人、一緒に駆け寄ってくるではないか・・。

「・・・ん?」思わず、汗を拭く手が止まる。
駆け寄ってきた子の一人が「新入部員です~♪」と連れてきた・・。
「・・・。」想定もしていなかった事態に自分自身、驚いてしまった。
「ああ、そうか。うん、後で話を聞くから・・。」 子供たちと同じ空気になってしまった。

そっか~・・。先ほどの「ざわついていた」空気の原因はこれか~。

「あの女の子たちは最初から来ていたか~?」なんて早くから顔を出していた父兄に聞くと、
「はい。で、向こうの方でキャッチボールしておくように言いました。」と報告。
「・・・で、新入部員?」と聞き返すと、「はい。そうみたいです・・。」とのこと。
「・・・。」 予想もしていなかった展開に、動揺を隠しきれないでいる・・。


父兄と会話をしているうちに、どうにか平静を取り戻した。
・・・で、練習後のミーティング。2人の女の子新入部員の紹介をする。
「はい、拍手~♪」というと、自分にせかされてパチパチ~。

「え~、監督は女の子に甘いんで、お前らと一緒の取り扱いはしないからな~・・。」
「・・というと?」ってな顔をして、子供らが一斉に自分の方を見る。
「例えば、君たちが50周走るとすると、彼女らは2周ぐらいかな?がははは~♪」
「ええ~!マジッすか~?」真顔で反論のが面白い。(そんなことあるわけないだろ・・。)

「・・とにか~く、新しいメンバーはしっかりと大事にしろよ~。」と一言。
「・・・。」 あら、返事がない・・。「返事は?」催促すると、「は~い!」うん、よろしい・・。

それにしても、女の子が参加するだけで、こうも雰囲気が変わるものだと改めて感じた。


・・そう言えば、先だってあかりなんか屋部中女子バレー部が準優勝した「北部新報杯」でも
同じような場面があったのを思い出した・・。

それは、男子の部の準決勝戦、金武中学校と大宮中学校での対戦のこと。
第1セットを大宮中が先取し、臨んだ第2セットの時のこと。
第1セットを先取され、劣勢に立たされた金武中男子バレー部に大きな助っ人が現れた。
・・同じ金武中学校の女子バレー部である・・。

金武中女子バレー部は先に準決勝進出を決め、男子バレー部の応援に駆けつけたのである。

すると、金武中男子バレー部は息を吹き返し、大反撃に転じる。
スパイクを決める、得点する、そのたびに黄色い声援が飛び交う~。
余りにも凄い大声援に、隣でその様子を見ていた自分がおかんに、
「もしかしたら金武中が『奇跡』を起こすかもよ~。」と予告する。「そうだね~。」とおかん。
「・・そうだ。女子が応援に来ているのに、頑張らない男子っていないぞ~。」
思わず顔を見合わせて一言・・。「男の子は単純だからな~。あははは。」

案の定、この第2セットは金武中男子が奪取する・・。セットカウント1-1のタイスコア。
そして迎えたファイナルの第3セット。このセットも女子軍団の応援は凄まじい・・。
一進一退の攻防に、会場全体を巻き込んでの大接戦。勝敗の行方は分からなくなってきた。

大接戦の末、大宮中が勝利し、決勝戦進出を決めた。しかし、金武中男子も大健闘である。
そんな大健闘を演出したのは、女子軍団の黄色い声援であったのは言うまでもない・・。


ざわつく日・・。


そして今回、我らチビッ子軍団に仲間として加わった女の子たち・・。
まあ~野球に関しては、まだまだ初心者であるかもしれないが、
もしかしたら、この単純な野郎軍団を鼓舞してくれる大きな戦力になるかもと大いに期待。

なんか、そんなことを妄想すると、
子供たちがざわついた日に、自分も思わず「ざわついて」しまったのである(笑)・・。


・・いやはや何とも・・。、こりゃ~、即戦力だな・・。うん。





Posted by UMUサン at 22:30│Comments(0)
 
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