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2015年04月23日

「伝える」ってことは「聞ける」ってこと・・。



言ってることが子どもたちにうまく伝わらないってこと、ありません?
今年からチビッ子の面倒を見ているんで、改めてそう感じている日々であるな・・。


「伝える」ってことは「聞ける」ってこと・・。


例えば・・。
「ピッチャー、球が早いから後ろ側に立て~!」 っていうと
ホームベースより離れて立ったり、「・・いや、そうじゃなくて後ろ側だってば~。」
「???」 指示されたチビッ子はバッターボックスの中で右往左往・・。


まあ~、練習中では、しっかりと考えながら整理して話すこともできるが、
特に試合中などは、一球一球の戦況に応じて、咄嗟に指示を出す場合があるので、
自分自身、何を言っているのかが分からないことも多々・・。
ほんと思っていることが、十分に伝わっていないってありますよね~。

しかし、子供たちにとっては、「・・もっとちゃんと伝えろよな~。」なんて思っているかも。


「こら~、ちゃんと打て~!」 (監督、コーチ、親など父兄)
「ちゃんと打つには、どんなしたら打れるば~」 (子供たちの心の声)
「ちゃんと取れ。」 (監督、コーチ、親など父兄)
「だから、どんなしたらちゃんと取れるばよ~。」 (子供たちの心の声)
「走れ~、いや、戻れ~! やっぱ走れ~!」 (監督、コーチ、親など父兄)
「・・・。」 はっさも~。どっちだば~! (子供たちの心の声)

なんて、監督やコーチはもちろんのこと、応援に来ている父兄も一緒になって、
あれこれ言うことで、子供たちを混乱に陥れていると同時に、
指示を受けている子供らの心の中では、このように叫んでいるかもしれない。


ここ数年、練習ではしっかりと伝えることにして、試合中はあまり言わないでおこうと
心がけてはいますが、・・う~ん、ここ一番、熱くなったら、叫んでしまいますな~。


何はともあれ、自分のプレーには、子供たち自身としての理由があるだろうし、
このことはしっかりと聞いて(確認)しておく作業が必要となる。

例えば、「う~ん、どうしてあの守備位置で守ったのかな~?」とか、
「あの場面での盗塁は~?」とか「ストライクが入らないけど・・。」なんて。

そうなのだ・・。
自分ら(監督・コーチ、親など)がしっかりと伝えたいと思うには、その前に
子供らにはしっかりと受け止めてくれる気持ちになってもらわないといけない。
・・子供らが「聞ける」状況じゃなければ、どうにも伝わらないのは当然のことなのである・・。

ただ、ガミガミ一方的だけじゃいけない。
うまく伝えるためには、子供らの心の声にも必死に耳を傾けること。
つまり、「聞き上手」にもならなければいけない~ってことになります。


それからもう一つ・・・。 できれば、子どもたち一人ひとりが、
自分たちの野球、あるいは一つ一つのプレーを自分たちで考えることのできる、
「自立した野球」を自覚してやっていけたら最高っす・・。


まあ~道は遠いですが・・。それを目指し、それまで言いまくっていこうかなと思ってます。


・・で、言いまくる以上に「聞きまくって」いくことも忘れない・・。








Posted by UMUサン at 21:10│Comments(0)
 
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