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2018年05月18日

どうにかしてくれる・・?


去った日曜日、「名護市低学年強化リーグ」を終えた後、
別のチームの監督さんとグラウンドにて立ち話・・。

「・・なかなか自分自身、サインが覚えられなくて~・・。」なんて話。
監督がサイン覚えられなくてどうするの~?とコーヒーを口に運ぶ。
「なんで、覚えやすいように簡単なやつでいいんじゃない~?」ってアドバイス。
「・・でも、相手にも分かってしまったら・・。」 心配そうな顔をしている。

「・・・。」 ちなみにこの監督さんはチビッ子チームを率いている。

「あのさ、チビッ子の場合、盗塁ってバレバレでもなかなか阻止できないんじゃない。」
自分なんかチビッ子がサインがあやふやな時は、「盗塁~!」って叫ぶよ~と話する。
「ま、バレてもいいと思うけど。」 再びアドバイスに「・・・。」口をつぐんでいる。

・・確かに、サインは戦略を伝える伝達手段であるし、遂行する上では重要である。
事前にて、こちらの戦略が分かってしまえば、当然ながら影響するもので・・。
ただ、戦略を伝えるにしても、難しすぎて自分たちも分からないのであれば、
意味がない・・。伝わらないってことは戦略が「できない」ことと同じなのである。

「高学年であればサインも重要だが、まだチビッ子たちはね~・・。」
自分の意見に丁寧にうなずいている。


「この前ですよ・・。」 面白い話をしてくれた。

1死1、3塁の得点のチャンスを迎えたらしい。
その監督さんは、このチャンスに1塁ランナーに「盗塁」を指示・・したつもりと。
すると3塁ランナーがいきなりホームへ突っ込んできた。
・・その瞬間、バッターはなんとバント・・。結果、スクイズとなり、
それがまんまと成功し、得点を上げた・・らしい。

「おお~!」ベンチから歓声が上がり、「スクイズもできるんだ~♪」と驚嘆の声。
「いいぞ~。ナイススクイズ~♪」との声援に、頭をひねりながら照れ笑い・・。

「あら、盗塁のつもりだったが・・。」 確認のため、ホームインした子に聞くと、
「盗塁ってサインです。」とその子。「え?」盗塁は1塁ランナーに出したが。
しかも3塁ランナーが盗塁するってホームスチールになるし・・。

次に1塁ランナーだった子に確認すると、「盗塁でした・・。」って返事。
まあ~サインは伝わっているが、盗塁していないし~。
最後のスクイズを決めた子に確認したら、「・・バントだったかな?」 頭を傾げる。
「があ~!」 子供たち誰一人、サインの意味がちゃんと伝わっていない!

なんだ~、監督の意図しないところでもちゃんと得点できてるし~♪
・・こんなことって良くあるんだよね。


「ギャハハハ~♪」 腹いて~・・。

「で、この事実は、父兄の皆さんは分かるの~?」と痛い腹をさすりながら聞くと、
「いや、まだ話していないです。ま、結果オーライってやつです。はは・・。」と。
「ガハハハ~♪」 さらに腹が痛くなって、思わずコーヒーを吹き出しそうになる。


どうにかしてくれる・・?


《 チビッ子の場合、戦略は二の次。『ただ、がむしゃらに・・。』でいいのだ。》


・・ここに「迷」監督の「迷」采配が炸裂である・・。

「で、試合の結果は・・?」 やっと笑いが収まった頃に聞くと、
「・・これが決勝点で勝ちました・・。」って。照れくさそうに話す。
「ドヒャハハハハ~♪」 もう頼む、これ以上笑わせないでくれ~♪

監督がサイン覚えられないなんて、そんなに心配することでもないね。
もう、このままでオーライ・・。サインは覚えないでいいんじゃないの~(笑)。


・・きっと子供らが「どうにかしてくれる」はずだから・・。





Posted by UMUサン at 20:40│Comments(0)
 
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