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2017年12月04日

説明する「力」・・。


「守りのチームを目指したい。」 いや「攻撃型の方がいい。・・」
「勝ち負けよりみんな仲良く野球ができるようにがいいな~。」
「いやいや、やっぱ勝ってなんぼでしょう~。」 

と、まあ~いろんな意見・・。

ちょうど、新チームがスタートするこの時期、監督やスタッフが変わったり、
保護者の顔ぶれが一新したりと、チームの雰囲気も変化を見せる。
自分の場合も、新チームをスタートさせるにあたり、スタッフの面々や
保護者の意見などに十分に耳を傾けるように配慮をしているところ。

「さあ~どういうチームづくりをやりますかね~♪」 なんて・・。
練習後の時間や時には居酒屋でグラスを片手に意見を交える。
当然だが、その年の子供たちの性格や体格、学年などを考慮してのことだが、
チームを預かる身として、その年の保護者の意向は大事なことだと、
肝に銘じているのである・・。


説明する「力」・・。


さて、 指導者(スタッフ)が、チームづくりの目指す根拠はなんでしょう。
なぜそのように考えてるのか・・。

指導者たち一人ひとりが子供たちに信頼される、あるいは保護者より理解される
存在となるために、このことを十分かつ明確に説明する「力」が必要ではないかと
思っています~。

指導者たちが自分たちの今までの経験や実践を子供たちや保護者に向けて
正確に発信できなければ、理解されることにはならず、
場合によっては、指導者の指導力や姿勢について周囲からの誤解を招くことになる。

ただでさえ、結果に行き着くまでの過程(時間)が長く、安易にいかない中、
また、ある程度、目に見える形での結果(成長)が求められるなど、
十分な説明なしでは、その指導の在り方は外から見えにくいものになるのではと
危惧しているところである・・。

説明するためには、なぜそのようなことを目指すのか、方針は何なのかという
指導者たちが自分たちの指導の根拠を常に意識しておかなければ
十分に伝えることは難しいのでは・・・なんて思っています。

指導者たちが持っている価値や方針は、その根拠の最も奥にあるものであり、
その価値・方針に基づいた指導を具体化するっていうことは、
「いつも口にしていることや、いつも考えていること、行動すること」が
「実際の指導につながっている」との一貫性や整合性をもたせることであり、
このつながりが指導者としての立場を明確にすることになるのではないでしょうか。

しかし、指導者たちが様々な行動を起こすときの根拠となる「価値」や「方針」と
かけ離れた指導は、独善的になったり、場当たり的なものになったりと、
その結果、子供たちのみならず、保護者などにも混乱をもたらすことになりかねない。

指導者たちは、自分自身の奥底にある価値や方針を見定めたうえで、
明確な指導方法を提示し、このことは、指導者たち自身だけで抱え込むのではなく、
こうした根拠に基づいた指導であることをしっかりと説明しなければならないのである。


指導者たちが説明する「力」をしっかりと発揮できたとき、
自信をもって子供たちと向き合うことができ、保護者の信任を得て、
同時に、チームとともに歩むことのできる指導者になりうると思っています・・・。

当然、そのことを確立するには、子供たちや保護者の協力も是非とも必要でもある
ということを忘れてはならないのである・・。


・・いやはや何とも・・。内容が重くなってすいません~。





Posted by UMUサン at 23:30│Comments(0)
 
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